遙かなる山の呼び声 | バツイチアラカンオヤジの映画日記

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観た映画やドラマ、その他について、基本的にネタバレ無しで!無責任に感想を書き留めていきます。あらすじはコピペせず自分なりの文章でボケ防止を図りっているので当てにならないかも?!

タイトルは聴いたことありましたが初見です。「幸せの黄色いハンカチ」の3年後の1980年公開。山田洋次監督は既に寅さんシリーズを盆暮れの2回監督し世に送り出している時期で、その合間を縫って本作や「幸せの黄色いハンカチ」「キネマの天地」なども監督して公開しているのを知ると改めて凄い人だなと感じますね(#^.^#)

北海道中標津町、亭主を亡くし幼い息子を育てながら一人で酪農を営む民子(倍賞千恵子)。ある嵐の夜に一人の男(高倉健)が牧場を訪れて雨風をしのぐためどこでもよいので一泊させてくれと懇願される。躊躇するも民子は男を物置小屋に泊まらせるが深夜になって牛が産気づいて・・・

幼い息子・武志を演じた吉岡秀隆が可愛い!(#^.^#)そしてやっぱりこの頃から自然に上手に演じていて、それが監督の目に留まって「男はつらいよ」シリーズに抜擢されたって事も納得の演技でした。

ちょいちょい描かれる武志と耕作の親子の様な場面がほのぼの出来ていい感じでしたね~(#^.^#)

その他のキャストでは武田鉄矢の男泣きもなかなか良かったし、ハナ肇率いる虻田三兄弟のくだりもジワジワ来る感じ、ラストでのハナ肇の役回りはグッときました!

主演の高倉健と倍賞千恵子はもう堂々たる存在感って感じですが、倍賞千恵子の女優オーラを消し去ったリアルにやつれ疲れた民子にはプロ根性を感じました。昨年、本作のリメイクドラマで常盤貴子が民子を演じているんですがそこら辺の対比がどうなっていたのか気になりますね。

 

「遙かなる山の呼び声」 オススメ度 ★★★

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