ランド・オブ・ザ・デッド | バツイチアラカンオヤジの映画日記

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観た映画やドラマ、その他について、基本的にネタバレ無しで!無責任に感想を書き留めていきます。あらすじはコピペせず自分なりの文章でボケ防止を図りっているので当てにならないかも?!

キング・オブ・ゾンビと崇拝しているジョージ・A・ロメロ監督が前作「死霊のえじき」から20年ぶりにメガホンをとったゾンビ映画。ドラマ「ウォーキング・デッド」の登場以来ゾンビ物も見飽きた感が強かったんですがディレクターズカット版で尺も97分と丁度良かったので久しぶりに観てみました。

ゾンビが地上に蔓延した近未来、ピッツバーグのある場所ではカウフマン(デニス・ホッパー)と云う権力者が三方を河に囲まれた立地を利用して外界と隔離し近代的で裕福な暮らしを今でも続けていた。一方でその社会は完全なピラミッド型社会となっており貧富の差は著しく最下層の人々貧しいまま。運の良い者は囲いの外に出て物資を手に入れる危険な任務に赴いて高額な報酬を手にしていた。そんなチームのリーダー・ライリー(サイモン・ベイカー)は仲間と共に物資調達に出ていた時他のゾンビを率いる能力を持った黒人のゾンビを見掛けるが・・・

いきなり序盤からコミュニケーションをとったり仲間を「殺され?」怒るゾンビの登場にちょっと笑ってしまいましたが今では色々な亜流のゾンビ物も登場していることだし違和感を感じつつまぁ許容範囲ないかなとwww前作「死霊のえじき」でも感情のあるゾンビが登場しましたからその延長でもあるんでしょうね。

驚いたのが主人公・ライリーを演じていたのがドラマ「メンタリスト」でパトリック・ジェーンを演じていたサイモン・ベイカーだったこと。ジェーンとゾンビってかなり意外な組み合わせだったので尚更驚きが強かったです。サイモン・ベイカーのパトリック・ジェーンは最高にイイ魅力的なキャラクターだったんですがこの人、映画にはツキが無い様でイマイチ代表作がないんですよね~((+_+))

ゾンビ物も見飽きた感があると云いつつ、本家ロメロ作品はやっぱり面白いです(^◇^)特に人が食されるシーンの生々しさは「ウォーキング・デッド」では見れない生々しさ、背中に首がぶら下がってるトリッキーなゾンビは一瞬笑っちゃいますが趣向を凝らしてるしバトルトラックなんてギミックもいい感じですね。キャラクターも粒ぞろいでライリーに忠実なチャーリー、後半に登場するサモアマン辺りが私的にはツボでした。ロメロ監督は本作の後「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」「サバイバル・オブ・ザ・デッド」と2作品監督してますが自分は最新作3作品中ではこの「ランド・オブ・ザ・デッド」がテンポもいいし一番面白いと思いました。

ゾンビ映画ファンならば必見的な作品ですね~(*^。^*)

 

「ランド・オブ・ザ・デッド」 オススメ度 ★★★

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