ブルース・ブラザース2000 | バツイチアラカンオヤジの映画日記

バツイチアラカンオヤジの映画日記

観た映画やドラマ、その他について、基本的にネタバレ無しで!無責任に感想を書き留めていきます。あらすじはコピペせず自分なりの文章でボケ防止を図りっているので当てにならないかも?!

 

「ジェイクの居ないブルース・ブラザーズなんて、ブルース・ブラザーズじゃない!」と駄々っ子の様に頑なに観るのを躊躇ってきた作品。そんな子供じみた事を考えているのは自分位だろうと思っていたらネットを覗けば多数派意見だったりして驚きと嬉しさがこみ上げて来ました(#^.^#)

ジョン・ベルーシがジャンキーなクズ人間であったとしても「ブルース・ブラザース」で見せてくれたコメディアンぶりは最高にクールだったのは間違いない事、ブルース・ブラザースに彼は不可欠なキャラクターだからこそ、この続編を認めたくない気持ちがあったんだと思います。そんなブルース・ブラザースへの思い入れの程はリブログの記事をご覧いただくとして本作は前作から18年後のお話。


 

刑期を終え民営刑務所を出所したエルウッド(ダン・エイクロイド)は兄であるジェイクの死を知らされる。孤児であった二人の我が家である孤児院を訪ねると親代わりでもあったカーティスも既に亡くなっており天涯孤独を味わう彼。しかしカーティスには秘密にしていた息子がいる事を聞いたエルウッドはその息子キャブを兄弟と慕ってバンドを組もうと会いに行くが・・・

ジェイクを他の俳優に演じさせなかったところは絶賛したいです(#^.^#)新たな相棒役のジョン・グッドマンはソツなくこなしてるんですがイマイチパンチがないと云うか目立ってない感じでちょっと残念、あとキャブを演じたジョー・モートンが「ターミネーター2」のマイルズ・ダイソンだったのはビックリしました。前作に引き続き登場したフランク・オズも嬉しかったです。ただどうしても前作と比べて見てしまって明らかに前作より勢いが足りないと云うかスピード感が無いと云うか、前作では自分達の育った孤児院を救うって明確な目的があったんですが本作にはそれが無くて物語的にトーンダウンしてます(><)

1998年の公開時、監督のジョン・ランディスは初期の傑作を撮った監督とは思えない程の低迷期で「ビバリーヒルズコップ3」なんて駄作を世に送り出した後の本作。それを考慮すると無難には撮っている様には感じますがやっぱり絶頂期の作品の足元にも及ばない印象を受けます(><)それでも得意の群衆シーンは健在、ZZTOPバリの扮装で披露した「ゴーストライダー」はエルウッドの低音ボイスが渋く決まって印象深い楽曲、本作で一番のお気に入りの楽曲になりました(#^.^#)

クライマックスは豪華なアーティストたちがこの作品の為に集結したルイジアナ・ゲイター・ボーイズとのバンドバトルとなってますがそこまで詳しくない自分が判ったのはエリック・クラプトンくらいでその有難みもイマイチ判らなかったのが残念、バンドバトルを経て両バンドのジャムで締めくくる演出も悪くはないんですが前作の音楽・コメディ・アクションの三拍子が揃っていないやっぱりちょっと残念な作品でした。

ただ前作に対する愛情が満載なのはとっても強く感じる事は出来るんですけどね(#^.^#)

あのジェームズ・ブラウンの出番がメチャクチャ少なくてこれもガッカリだなと思っていたらエンドクレジットの最後にたっぷりと見せてくれたのは嬉しかったですね(#^.^#)

 

「ブルース・ブラザース2000」 オススメ度 ★★★

 

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村