海街diary | バツイチアラカンオヤジの映画日記

バツイチアラカンオヤジの映画日記

観た映画やドラマ、その他について、基本的にネタバレ無しで!無責任に感想を書き留めていきます。あらすじはコピペせず自分なりの文章でボケ防止を図りっているので当てにならないかも?!

2015年日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作品。驚いたのはこの作品も漫画が原作だったんですね。最近は読まなくなりましたが漫画は大好き、でもアカデミー賞とかカンヌ出品とかの映画の原作が漫画と云うのは意外と云うか、「映画、もっとがんばれ!」って思っちゃいます。

不倫の末、家を出て行った父が亡くなり葬儀の場で三姉妹は母親の違う中学生の妹すずと初めて出会う。すずの実母は既に他界しており今は父の再々婚相手の義母との生活、喪主の挨拶をすずに押し付けようとした義母の様子から三姉妹はすずのつらい立場を感じ取り長女の幸はすずに「鎌倉で一緒に暮らそう」と手を差し伸べた・・・

キャッチコピーが「家族を捨てた父が、のこしてくれた家族。」このコピーは秀逸ですね(#^.^#)

新しい家族として加わったすずとすずを迎え入れた三姉妹達をドラマチックではなく淡々と描きながら時々、すずや三姉妹達の複雑な心情を垣間見せる演出が気に入りました(#^.^#)

シラス丼やシラストーストのくだりは好きです。

四姉妹ともそれぞれの個性が観ていて面白くそれぞれの演者さん達も上手だなと感じますが一番驚いたのは長女の幸を演じた綾瀬はるかかな(#^.^#)

TVで見かける彼女はかなりの天然でホンワカした雰囲気なのに親代わりに妹たちの面倒を見て来たしっかり者の姉を演じきっていた事。大竹しのぶの演じた母親との確執から和解、不倫関係にある彼との描写、オーバーアクションにならずとても自然だと感じられたのでとても意外、と云うか見直したというか、綾瀬はるかの女優としてのスペックはまだまだ大きな可能性を秘めているんだと感じました。唯一、すずと幸が梅酒を飲んではしゃぐシーンが素の綾瀬はるかを見たようで印象に残りました。

長澤まさみは相変わらずいい女に驀進中な感じwww

この作品を観た男は彼女の演じた佳乃をついつい目で追ってしまうんだろうなとwww

まぁ自分もその一人でしたけど(#^.^#)

夏帆の演じた不思議ちゃんキャラもいい感じ、敢えての若干ブサイクめな役作りも好印象でこれからはバイプレーヤーで行くのかな?なんて思いました。

バイプレーヤーと云えばリリー・フランキー。最近ではどの邦画を観ても出ている感じですが、どの作品でもいい味のある役柄を得てすっかり名バイプレーヤーって印象が定着してきましね。広瀬すずはまだまだ未知数、でもこの物語での重要なキーポイントとなる役柄「すず」を丁寧に演じていた印象は残りました。彼女にっとってもこの作品に出演したことは大きな収穫、今後が楽しみな好スタートを切れたんじゃないかなと感じます(#^.^#)

 

「海街diary」 オススメ度 ★★★


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