コラテラル | バツイチアラカンオヤジの映画日記

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観た映画やドラマ、その他について、基本的にネタバレ無しで!無責任に感想を書き留めていきます。あらすじはコピペせず自分なりの文章でボケ防止を図りっているので当てにならないかも?!

ジェイミー・フォックス演じるタクシドライバーが巻き込まれた悪夢の一夜を描く、冷酷だが魅力溢れる殺し屋役に挑戦したトム・クルーズが話題になった作品。マイケル・マン監督らしくスタイリッシュなガンアクションと男同士のぶつかり合いが描かれた秀作だと思ってます(#^.^#)

いつものように夜間業務を始めたタクシードライバーのマックス(ジェイミー・フォックス)。一人目の客と道順をめぐり賭けをしたところ、彼女と思いのほか親密になり上機嫌になるマックス。彼が次に乗せたのはビジネスマンを名乗るヴィンセント(トム・クルーズ)と云う男、男が持ち掛けた高額な報酬の「朝までの貸し切り」の話に乗ったことからマックスの悪夢の一夜が始まった・・・

とにかくトム・クルーズの殺し屋役がカッコいいです(#^.^#)

やっぱりいささか、いい男過ぎる殺し屋になってはしまいますが、それでも白髪交じりで眼光鋭い猟犬のような雰囲気を醸し出していい感じです。また随所で見せるガンアクションもきまってました。二人組の強盗を一瞬で始末するシーンは最高!路地裏に響く乾いた銃声は同監督作「ヒート」を彷彿させてくれました(#^.^#)

冒頭の空港でのジェイソン・ステイサムの驚きの登場だったり、一人目の客がマックスにとって天使の様だったのに対してその直後に乗せたのが悪魔のようなヴィンセントだったみたいなニヤられる演出も印象的でした。一番印象的だったのはヴィンセントの二つ目の仕事の後のジャズクラブのシーン。

物語的にマックスはいつでも逃げ出すチャンスがあったのに?と疑問を感じ始めた頃のこのシーン、殺し屋と脅されているタクシー運転手がジャズクラブでセッションを楽しむ、、、だいぶリアル感に欠ける演出だなと思っていたらその後の展開にまたニヤリとさせられてしまいました(#^.^#)

ひとつ残念だったのはヴィンセントの五つ目の仕事。早い段階でマックスの貰った名刺をヴィンセントは目にしていて「電話しろよ」みたいな会話があるんですが、それがヴィンセントの確信犯なのか彼は全く気付いていなかったのか?ハッキリと描かれていなかった事。

マックスが投げ捨てたカバンの中のリストを手間を掛け再び手に入れる位だから全く気付いていなかったのだろうとも思えるし、冒頭に五つ目の仕事の現場の下見をしていたような描写もあり知っていていた様にも思えます((+_+))

そうはいっても全編スリリングでワクワク出来る仕上がり、幕切れもちょっと哀愁を漂わせていい感じにまとまっています。トム・クルーズには今後も悪役をどんどんと演じて欲しいと思える作品でした(#^.^#)

 

「コラテラル」 オススメ度 ★★★★


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