白鯨 | バツイチアラカンオヤジの映画日記

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観た映画やドラマ、その他について、基本的にネタバレ無しで!無責任に感想を書き留めていきます。あらすじはコピペせず自分なりの文章でボケ防止を図りっているので当てにならないかも?!


遥か昔、小学生の頃父親とTVで観た記憶がかすかに残ってます。
父親いわく「最後が怖いよ!」ってこちらの興味を随分と煽っていたように思えます。
何を指して「怖いよ!」っていてたのかはクライマックスのエイハブ船長の手招きの事だったんですが、それを観た感想は怖いと云うより不気味だったと思えます。
強烈に印象に残っていたのは、刺青の男と棺桶、そしてエイハブ船長の厳しい表情です。
今回30年ぶりくらいに再鑑賞、見てるうちにどんどん物語を思い出してきたのが楽しかったです(#^.^#)

主人公のイシュメールは気ままな旅暮らし。商船で働いた経験のある彼は今度はクジラを捕ってみたいと思い立、捕鯨の町ニューベットフォードへ。宿屋で同室になった刺青の異国人クイークェグと意気投合した彼らは捕鯨船ピーコット号に乗り込み大海原へ旅立つが、船長エイハブの真の目的は捕鯨とは別にあり・・・・


まぁ、真の目的はもモビィーディックと呼ばれる白鯨なんですがwww
復讐心の塊の様な印象を持っていたエイハブ船長が実は神への冒涜になりうる自身の衝動に苦悩し一等航海士のスターバックに告白していたのは全く覚えがなくて意外でした。
エイハブ船長を含めてクジラ捕り達の仕事がいかに信教と密接だったのかが良く理解できるシーンでした(#^.^#)
彼ら欧米人の神は現在ではもう捕鯨を罪としているようですがwww


出航前に出会う不穏な予言者、マストに打ち付けられたスペイン金貨、白鯨を追う事が神の意思であると示すセントエルモスの火、クイークェグの骨占いと棺桶、なかなか白鯨にたどり着けない物語を要所要所で盛り上げてよく出来ている冒険映画だなと感じます(#^.^#)
クライマックスの白鯨との対決は昔の特撮怪獣映画の様で、それが幼い自分に父親がこの作品を見せた理由だったのかな?なんて思え、だいぶ疎遠になってる父親を想いました(^^;)

「白鯨」 オススメ度 ★★★


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