2~3週間前のこと。
会社の昼休みの休憩室で、TVのワイドショーが松本氏の“性加害問題”について報じていました。
他人の下半身事情について大して興味のない私は、パートナーが作ってくれた弁当を食べながら観るともなしに観ていたのですが、TVを食い入るように観ていた一人の女性従業員(東京の高輪プリンスホテルの元社員)が、隣の女性にかなり大きめの声でこう話しかけたのでした。
「もし、高級ホテルのスイートルームでの芸人さんとの飲み会に誘われたら、間違いなく行くし、『ヤル気満々』で行くに決まってんじゃん! そう思わない?」
すると、話しかけられた隣の女性従業員(元暴走族の総長のオンナ)は、こう答えたのでした。
「そんなん、当たり前じゃん! しかも、8年も前の過去の出来事を週刊誌に売り飛ばすとか、人としておかしいよね!? 世の中の女性たちは、みんなそう思ってると思うよ」
(そうなん?)
そうしたら、私の隣で昼食を静かに食べていた別の若い女性従業員(未婚の母)が私の方を向いて、ちょっぴり怒り口調でボソっとこう言ったのでした。
「あんなん、オンナという性を盾にとった、ただのタカリやん!」
え…?!
え~~~?!
そんな考え方をする女性もいたんだ~~~?
(他にも数名の女性がいましたが、ノーコメントだったので真意は不明)
それにしても、私は大半の女性たちは『松本バッシング』の方向に流されているもんだと思い込んでいただけに、その意外すぎる意見に驚きを禁じえなかったのでした。
い、意外すぎるご意見…
で、人として褒められた人生を送ってきていない私の目には、その女性従業員たちがなんとも頼もしい存在に映ったのでした。
(私を含め『ヤンキー集団』の見解とご理解いただければ幸甚に存じます)
とかなんとか言いながら、あまりTVも観ない上、週刊誌もほぼ読まない私は、松本氏の“性加害問題”とやらについて語る資格がこれっぽっちもないことは重々承知しております。
それでも、何でこんなことを書こうと思ったかというと、マスコミのことを『いつも嘘ばっかりを垂れ流すマスゴミ』と指摘している人たちの中に、今回はなぜかその『マスゴミ』の情報に踊らされたかのように、ここぞとばかり松本氏バッシングに走っている方が見受けられたからです。
もちろん、関係を持った女性たちによってマスゴミに“売り飛ばされた”松本氏の行いや態度が、決して褒められたものではなかったであろうことは想像に難くありません。
でも、そんな過去のことを蒸し返されたりしたら、ワテかてやばいことになるかもしれへんで!(自覚ありやで)
つうか、過去のことを蒸し返されて、何一つ痛手を受けない聖人君子のごとき清廉潔白な男が、この世の中にいるのだろうか?
(いるかもしれんが、もしいたとしたら、私は個人的にはそんなクソつまらん男とは友達にはなりたくないぞ!)
『シモ』のことは、極めて個人的な問題であり、第三者が鬼の首を取ったかのごとく「あ~だこ~だ」言うべきものでもないと思うんだけどなぁ~。
(本物の犯罪は別である)
他人の『シモ』のことなんて、自分の人生にはな~んも関係ないことだし…
ただ一つ言えることは、「男は女性を大切にせなあかんぞ!」ということでしょう。
「男が赤ちゃんを生んだら死ぬ」と言われるほどの“大事業”をこなせるのが『女』という性であり、そんな性をぞんざいに、独りよがりに扱っていいはずがないのである。
女性をぞんざいに扱う男は、鹿児島の知覧特攻平和会館に行ってみるべきである。(と個人的には思う)
特攻隊員たちが出撃前に書いた遺書には、とにかく『母様』の文字が目立つ。
父親に気遣ってかどうかは知らねど、少しばかりは『父上』の言葉も散見されるけど、多くの遺書は『母様』の文字ばかりが目立つのだ。(父親として少し寂しい気持ちになったのは言うまでもない)
人は死を前にすると、この世に自分を生んでくれた母親という存在に、限りない感謝の念を持つことが特攻隊員たちの手による数多くの遺書から分かるのだ。
それが女性という『性』のありがたさであり、いうなれば女性は『女神』なのだ。
男なんざ、気持ちのいいことをして精子を提供しさえすればOKくらいの『性』にすぎないのだ。(←これは言いすぎかもしれん💦)
ということで、男たちは女性をもっと大切にしようではないか!
でないと、松本氏みたいな目に遭う(かもしれん)で!
誰しもスネに傷、一つや二つ持っとるやろ?
(私は持っている)
そんなことを、私は今回の松本氏騒動を通じて考えたりしたのでありました。
【追記】