皆様ごきげんよう。怒り方コンサルタント、矢野です。初めましての方はようこそ。私の自己紹介はこちらです

 6月末、リスキリングをテーマとしたオンラインセミナーを受講しました。オンライン化が進む中で、コミュニケーションスキルはより一層求められています。円滑な対人コミュニケーションを実現するには何が必要なのかを、アンガーマネジメントの視点から説明する、という内容でした。

 

 登壇した講師は我らが(一社)日本アンガーマネジメント協会 安藤俊介代表です。ヨッ代表!相変わらずいい声!

 

 ということで今回は、リスキリングをテーマにしたオンラインセミナーレポートです。コミュニケーションを学ぶ上で、どうしても外せないのが怒りの感情です。怒りに支配されたコミュニケーションは失敗しやすくなりますし、その後にも影響するからです。

 

 このブログでは、怒りの感情とうまく付き合うスキル、アンガーマネジメントの視点から何に気を付ければいいか、セミナーを受けた中で印象に残ったポイントをご紹介します。

 

 ところでリスキリングというのは、スキルをもう一度獲得するという意味(Re-skilling)ですが、新しい働き方に変化するとともに発生する、新たな仕事で役に立つスキルや知識を学ぶことらしいです。個人主体の既存スキルの学び直しではなく企業・組織主体の新規学習機会の提供といったの意味があるようです。

 

 矢野個人について言えば、この言葉を聞くたびにこういう画像が頭を流れていきます。

 冗談はさておき、怒りのコントロールを学ぶことを前提としたコミュニケーションは、確かに新しい分野の学びです。なぜなら、いままで感情のコントロールもコミュニケーションも、自然と身につくものとされており、学ぶものではなかったからです。

 

 このセミナーの中で特に印象に残ったポイントは3つです。

・怒る・叱るはコミュニケーションの中でも表現する際の心のハードルが高い

・人はコミュニケーションの際、情報だけでなく感情が乗りがち

・ミスコミュニケーションを予防するには、まず自分との対話が必要

 

 1つずつ見ていきましょう。

 

・怒る・叱るはコミュニケーションの中でも表現する際の心のハードルが高い

 怒りを抑えたり我慢してしまう人が多いのはこのせいでしょう。人の感情を表す言葉として『喜怒哀楽』があります。「うれしい」「悲しい」「楽しい」は表現する時のハードルはわりと低いです。

 

 うれしい・楽しい・悲しいは周りがどう思おうと自分はこういう気持ちだ、と伝えやすいからです。受け取る方も身構える必要はそれほどありません。ですから一緒にニコニコしたりもらい泣きしやすかったりします。

 

 対して怒りの感情は相手になすり付けがちです。本来は自己完結できる感情ですが、「あなたのせいで」「言える空気じゃなかったし」など自分以外に責任を負わせたり、暴力や暴言など、相手を身構えさせるような行動が起きやすく、モメやすいのです。これが怒りを抑える方法に向かうと「私はなんてダメなんだろう」など自分を責めて、結果どれも健康的な状態にはなりません

 

 下手に扱うと自他ともに傷つけてしまう可能性があるので、怒りを表現するハードルが高いと感じるのです。そこで適切な怒りの伝え方、アンガーマネジメントを知れば、そのハードルを下げる事ができるのです。

 

・人はコミュニケーションの際、情報だけでなく感情が乗りがち

 セミナーではペットボトルの例で話していました。

「ここにペットボトルがあります」は情報だけ

「ここにペットボトルがあります。かわいいね」は情報と感情

 

というように、人は情報だけのやり取りではなく、感情を乗せたやり取りをしています。また、そこにはその人特有の思い込みも入る為、人の言葉は「情報+感情+思い込み」もしくは「情報+感情+思い込み+リクエスト」という内容になっています。それぞれが自分の思い込みが「普通」だと思っているのでミスコミュニケーションが起きるのです。

 

 セミナーでは叱る場面でパワハラになる場合にも言及していました。「始業時刻を守ってください」とだけ言えば済むのに、感情や思い込みなどが混ざってしまった結果、「遅刻するとか社会人失格だぞ、始業時間の30分前に来て掃除するのは常識だろうが!殴られたいのか?」と言って問題になるのです。

 

 もちろん例外はありますが、パワハラをしてしまう人は、状況をよくしよう、相手を成長させようと考えて伝えているので悪気が無い人が多いです。今までの伝え方しか知らなかったり、この伝え方が一般社会のスタンダードだと思い込んでいるため、パワハラと言われると意外そうな顔をするのです。アンガーマネジメントでは、こういったときの適切な伝え方を講座で教えています。

 

・ミスコミュニケーションを予防するには、まず自分との対話が必要

 これが一番印象に残った言葉です。他人とのコミュニケーションを円滑にするためには、自分とどう上手くつきあっていくか、その方法を身に付けるのがまず先なのです。自分のコンディションを整え、自分の思い込みを言語化するトレーニングを行い、相手の思い込みと自分の思い込みがいい着地点を見つけられるように対話する。最初の一歩は自分を知ること、そこからです。

 

 自分の思い込みを一方的に押し付けるのも、相手の思い込みを一方的に聞くだけなのもミスコミュニケーションに繋がりやすいです。まずは自分がどんな思い込みを持っているかを言葉にして、そして要らない思い込みを手放したり、基準としているラインをゆるめたりするだけでも怒りは扱いやすくなります。

 

 自分との付き合い方、自分の思い込みを知る方法がわからないから他人に依存するのでしょう。「あなたは言わなくても私のして欲しいことがわかるでしょう?」もしくは「あなたの言うことを全て聞くから私の思い込みが正しいと言って」と。けれど自分にわからないものは他人にだってわかりません。では自分との付き合い方や自分の思い込みを知る方法はどこで学べばいいの?安心してください。それがアンガーマネジメントの講座で伝えている内容です。

 

 

 いかがでしたでしょうか。今回は、対人コミュニケーションについて、怒りの感情とうまく付き合うスキル、アンガーマネジメントの視点から何に気を付ければいいか、オンラインセミナーのレポートとして書いてみました。

 

 コミュニケーションを学ぶ上で、どうしても外せないのが怒りの感情です。怒りに支配されたコミュニケーションは失敗しやすくなりますし、その後にも影響するからです。

 

  いままで感情のコントロールやコミュニケーションを、自然と身につくと思っていて、スキルとして学んだ事がないなら、アンガーマネジメントを学ぶという選択肢があることを覚えておいてください。

 

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