4月24日(水)、5月30日((木))に、大阪市内の小学校で、「かくしせい/もちかた/せんをかこう」の授業(1年生 2クラス)をさせてもらいました。この小学校は3年目なのですが、今年は私が作成してYouTubeにアップしている動画を使って授業をしました。

 

1時間目の授業の報告をアップしています。

YouTubeにアップしている動画を使った授業、1年「かくしせい/もちかた/せんをかこう」の報告 | 《橋爪秀博の「書く姿勢・持ち方クリニック/診断して、直します!」》 (ameblo.jp)

 

2時間目の授業の後、担任の先生方にアンケートをお願いしました。

 

【〇授業のこと;持ち方については私自身も変なくせがついていて、字はけっこうキレイな方だと思ったのです(笑)、昔から姿勢と持ち方が悪く、肩こり+近眼です。講師していた時に先輩教員から一冊の本を借りまして、ズバリ「頭がよくなるには」みたいなタイトルでしたが、頭をよくする=長時間学習しても疲れない姿勢、持ち方ということで、結局は〝もちかたびじん〟になれば頭もよくなるんだと思います。私もえんぴつでなるべく書くように心がけます。

〇その後もちかたびじん」てことばがとても良かったと思います。授業の中でしょっちゅうほめことばとして使っています。】

 

姿勢について書かれていたので、「今でしょ!」でお馴染みの林修さんも子どもの勉強で悩む保護者に対してまず、姿勢を勧めています。「親が子供に躾けなければならない一番大事なことから言います。躾けの中で一番大事なこと。「姿勢」 これがすべてなんです。なんで集中力がないか?集中できる姿勢ができていないからなんですよ。やる気にならない、集中力がない、落ち着きがない、大きい声がでないとか、そういったものは実は、全部姿勢なんですよ。」と述べています。

 

また、ロザンの宇治原さんは、「姿勢は、机、体、背もたれの間に拳1個分あけ、ノートと顔の間に30㎝のものさしを置き、30㎝の間隔を保ったまま勉強」を徹底していたそうです。

 

正しい姿勢とは、無駄なエネルギーを使わずに、身体をキープできる姿勢のことです。

 

 

この本にも、「正しい姿勢は体にやさしい」「正しい姿勢が保たれていれば楽に支えられますが、頭の重心が重力線上にないと余分なエネルギーを使うことになり、肩こりにもつながります。」と書いています。

 

「脳力を手でのばす」(久保田 競)では、「足あっての手」「寝っころがって本が読めないわけ」「哺乳類の中で人間だけが二本足で移動する能力を持っているのです。人間は直立二足歩行ができるのです。二足歩行ができるために人間の手は、身体を支えたり、移動したりすることから解放されたのです。人間ほど手を自由に使える哺乳動物は、他にありません。手が自由に使えるといっても、手を使うとき、足も働いているのが普通です。立ったり座ったりした姿勢で、手を使うのが普通だからです。ベッドの上で横になった状態では、手を自由に使うことはほとんどできません。両手を使って工作をすることは不可能にちかいでしょう。字を書くこともたいへんです。たとえ無理して字が書けても、上手には書けず、普段使わない筋肉を使うので、すぐ疲れてしまいます。」

 

YouTubeの動画では、手の使い方と正しい姿勢のとり方や足の働きの大切さも盛り込んでいます。