書く姿勢・持ち方チャンネルを開設しました。

 

 

 正しく鉛筆を持っているのは、子ども、大人、先生も1割以下ということが分かったので、正しい鉛筆の持ち方のポイントを示し、正しい持ち方ができるクジャク法を考案して、「正しい鉛筆の持ち方ができるクジャク法」(2011 アットワークス)を出版しました。朝日新聞にも取り上げていただき、テレビでも紹介していただきました。

 

 

 たくさんの人に読んでいただきましたが、絶版になり古書店で購入するか図書館でしか手に取って読めなくなりました。そこで、本に書いていた“クジャク法”がなぜ生まれたのか、なぜ有効なのかを説明します。

 また、新聞で《鉛筆の持ち方 物語で教える》《クジャクの手に「毒蛇」がそーっと…》 という見出しをつけていただいたので、“クジャク法”を動画にして、「物語で覚える正しい鉛筆の持ち方ができるクジャク法」として、YouTubeにアップしました。

 

 

クジャク法の指導のポイントを詳しく説明しています。あわせてお読みいただけるとありがたいです。

 

鉛筆の持ち方 「クジャク法」で正しい鉛筆の持ち方ができる理由 | 《橋爪秀博の「書く姿勢・持ち方クリニック/診断して、直します!」》 (ameblo.jp)

 

クジャク法をリニューアルしました。画素数を上げて解説をつけました。

 

 

 

【“クジャク法”の誕生秘話】

 書写の教科書に「えんぴつのもちかた」の解説図が掲載されています。しかし、1年生の担任(当時の私がそうでした…)は入学してきた子どもたちに、分かりやすく解説図のように持たせるにはどうしたらよいか困ります。

 ある時、<①親指と人差し指で丸をつくる。②親指と人差し指で鉛筆をはさむ。③鉛筆に中指を添える。>という「天使の輪」指導法を書店で見つけました。とても、分かりやすい魅力的な方法だと思いました。しかし、実際やってみると、正しくない持ち方の親指と人差し指の先が揃うC型;くしだんご持ちになってしまうことが分かりました。

 そこで、親指と人差し指をくっつけてOKサインをつくり、人差し指をまっすぐに突き出すとクジャクの頭部の形になりました(するどいくちばし、大きな目、りっぱな冠)。次に、鉛筆を持つクジャクに見立てた方とは反対の手に鉛筆を持ち、毒蛇に見立てて向い合わせます。そして、クジャクのくちばしで鉛筆をパクリとくわえます。次に、ネットで「ぱっくん くるりん ざぶとん ぴたっ で!」を見つけ、この「くるりん」をヒントに鉛筆を回転することを付け加えました。毒蛇は逃げようとして回転します(人差し指と鉛筆の先が同じ方を向く)。そこで、冠に見立てた中指、薬指、小指をセットにして鉛筆を押さえると、ほぼ鉛筆を持つ指のポジションが決まります。最後に、鉛筆を持ってグー・パーすることで、親指、人差し指、薬指の3本の指で六角鉛筆の6面を一つ飛ばしで持つことができました。“クジャク法”の誕生です。

 この方法で持つと、鉛筆を持つ人差し指の先端より親指の先端が上にくるので、自然に鉛筆が人差し指にピッタリ沿うことになります。

 

【歌で鉛筆の持ち方をおぼえる】

  “クジャク法”は、親指を曲げてOKサインをつくり、OKサインから、人差し指をまっすぐに突き出すところが一番のポイントです。かんむり(中指、薬指、小指)をぴんと立てると、人差し指が自然にぴんと伸びます。この時、クジャクの頭部がイメージできたので、インドクジャクと毒蛇を登場させ、物語で鉛筆の持ち方をおぼえるようにしました。そして、物語をイメージして歌いながら鉛筆を持つようにすると、鉛筆の持ち方をおぼえやすいと考えました。そこで、「ピー(peacock)ちゃんの歌」を作詞しました。

 

【DVDを見ながら鉛筆の持ち方をおぼえる】

 「ピーちゃんの歌」ができたので、「ともだち讃歌」の曲で、歌ってみることにしました。その後、「歌だけではなく、映像がほしい。」という声があがり、DVD制作にも取り組みました。子どもたちや同僚に手伝ってもらい「物語でおぼえる 正しい鉛筆の持ち方ができる クジャク法」(DVD)が完成しました。

 このDVDがあると、鉛筆の持ち方の指導のポイントがよく分かると指導者には好評です。また、児童には簡単なクジャク法の説明だけで、あとはこのDVDを見ながら練習させることができます。今は、幼稚園で教るときも“クジャク法”を使って指導しています。

 「物語で覚える正しい鉛筆の持ち方ができる“クジャク法”」は、小さい子どもから大人まで、楽しみながら正しい鉛筆の持ち方ができます。

 

 

 

【入学前の保護者が、子どもに“クジャク法”で教えています】

 

 

 

 

 

 

 

わが家で一番効果的だった、OKサインで始める鉛筆の持ち方練習法 | あんふぁんWeb (living.jp)

 

【受験予備校でも、鉛筆の持ち方の指導が行われています】

 

 

高得点するための字の書き方 | 教室ブログ(鳥取県エリア)|個別指導塾サクラサクセス|鳥取県の学習塾 (sakusakura.jp)

 

https://ameblo.jp/kujyakuhou/entry-12584860811.html

 

もっと詳しく知りたい人は

鉛筆の持ち方指導のバイブル

「書く姿勢・持ち方を甘く見てはいけない

ー持ち方を診断して直しませんか」(風詠社)

 

本気で鉛筆の持ち方を直したい人、先生に

おすすめします。