「クジャク法」は、2005(平成17)年に大阪市立玉出小学校に赴任し、
1年生を担任したときに生まれました。
「クジャク法」が誕生して、16年になります。
子どもたちは「クジャク法」に興味をもってくれ、鉛筆の持ち方を意識するようになりました。
2011年に、『正しい鉛筆の持ち方ができる「クジャク法」』(アットワークス)を出版しました。
2012年に、大阪市小学校教育研究会国語部の夏季研修会で、「クジャク法」の講演をさせていただきました。
「クジャク法」で正しい鉛筆の持ち方ができる理由や指導のポイントをくわしく説明してあるので採録します。
「クジャク法」は、鉛筆の持ち方を楽しく学習してもらえるように物語仕立てにしました。1年・2年生だけでなく、
幼稚園児でも正しい鉛筆の持ち方に取り組んでもらえるようにビデオにしました。
ただ、大人の方のチェックが必要です。ポイントを押さえて繰り返し、正しい持ち方を身につけてほしいからです。
旧の学習指導要領では、姿勢や筆記具の持ち方と文字の形、筆順が一文に書かれていましたが、
新学習指導要領では、「(ア)姿勢や筆記具の持ち方を正しくして書くこと。」と姿勢と筆記具が抜き出
され一番最初に書かれています。
1の③の矢印は、4つのチェック項目に加え⑤の中の「③親指は。少し曲げる。」
につながる という意味です。
書く姿勢・持ち方の指導についてもっと詳しく知りたい方は、
書く姿勢・持ち方指導のバイブル
「書く姿勢・持ち方を甘く見てはいけない」(風詠社)
を手に取ってご覧ください。