もう9月なのです。びっくりなのです。
なんと月日が経つのは早いのでしょうか。
齢を重ねるほど、時間の経過が早く感じるのは
年齢に反比例するためだったかと思うのです。
確か「ジャネーの法則」だったはずですが。
去年調べたのにもう忘れてます…。
さて、本日の死語は『ハウスマヌカン』。
house+mannequinの造語でございます。
ファッション業界ではハウスは店や会社のことを指し、
mannequinはいわゆるマネキン。
元はマヌカンと発音するフランス語で、彼の国ではモデルのことも指すそうな。
時代は1980年代。DC(デザイナーズキャラクター)ブランド全盛の頃に、
雑誌アンアンが、命名したのだそうです。
その特徴は、自社製品をおしゃれに着こなせる販売員であること。
なので、たとえばピンク◯◯なら、髪はみなロングソバージュ、
コム・デ・◯◯ならば、ショートーボブなど、
ヘアスタイルやメイクもブランドイメージに合わせていたのですね。
いわゆる、販売員+動く広告塔であったわけです。
まぁ、普通そうであるのが当たり前だと思うのですが…。
当時のこれらDCブランドは、
学生や社会人になりたての人には、ちょっとお高めだったゆえ、
セール時は長蛇の列は当たり前、押し合い圧し合い、
そして奪い合い…というほど、ブームだったのでございます。
なので、『ハウスマヌカン』も憧れの対象にもなる一方で、
低賃金の上に、洋服代を給料から引かれるなどの
キツイ労働条件が社会問題にもなったりしました。
そういえば、彼女たちの悲哀?を歌った
「夜霧のハウスマンカン」なんて曲もありましたね。
栄枯盛衰は世の常なのでございます。