ゲート(鎖)前に車を置いて、スタート。
山頂直下は結構急登。登りきると素敵なブナ林
到着です
道志七里越しに富士山。隣に御正体山
初夏の姿になりました。
山頂のツツジは見事に散っていた。
山梨百名山なんですな。ずいぶん昔から比較的手軽な富士山展望の山、とガイドなどで知っていたが、初登頂
雑木ノ頭です。道志の湯、ってこっちなの?
平指山も淡々と通過
いい道です
ザラザラの道を下りてくると、浦安峠
東側を見る。高いのは大室山かな。
林道の横から、大界木山方面にとりつく
主稜線にのりました。ヤレヤレ
大界木山を通過
モロクボ沢の頭 未踏区間第一部終了。畦ヶ丸まで700mだけど・・・山の600m、700mって意外に曲者。この間に超急登があることを知っている・・・
菰釣山までは約7キロ 3時間ってとこか。
畦ヶ丸、すぐそこだけど・・・
アセビの咲き残り
見事なブナ林
両側落ちた、ヤセ尾根も時々
やっと花に出会えた ミツバツツジかな。
城ヶ尾峠で小休止
明るい、城ヶ尾山
中ノ丸を通過
菰釣山のとなりに富士山。雲が涌いてきた。
ブナ沢ノ頭
ブナ沢乗越 道志への下降点。これで未踏区間終了。
菰釣山へ向かいます。木道が出てくると、丹沢ムードが増す
新緑の中もいいねえ、菰釣山避難小屋
800mって、こんなにあったっけ、ビクトリーロード。
到着です。どこまで行っても誰もいません。
ちょっと雲がかかってきたが、まだまだ、富士の雄姿。
これは、テーブルなのか、ベンチなのか。この辺りにある「台」
高指山まで続いていく西丹沢の稜線の末端。富士山の右奥には南アルプスもうっすらと。
小さな小さなフデリンドウをマクロレンズで。
1センチにも満たない可憐な花、ワチガイソウという検索結果が出たけれど・・・
沢沿いにさいていたのはバイカオウレンかな?
出合に下りてきた。倒木に石積みのポイント。
林道に出て、あとはひたすら下る。
道の駅、大盛況です。
連休後半初日。いい天気に恵まれた。妖怪「ツレテケ」が「イッテコイ」に変身したので(笑)、じゃあ、久しぶりに一人でしっかり歩こう。メジャールートは人が多そうなので、マイナールートの未踏ルートをめざして西丹沢。2015年に畦ヶ丸辺りを周回したのと、2022年の暮れに菰釣山で初雪を踏んだのと、その間の西丹沢主稜をつなごうという魂胆。ついでに、未踏の鳥ノ胸山を踏んでいこう。コンパスで登山計画を打ち込んだら、6時出発で到着予定が、17時。そんなに歩くつもりなの?と提出先を共有してる「ツレテケ」に驚かれる。いや、標準タイムが遅すぎでしょう。
GW期間は休日割引とならないので深夜割を使うため3時30分に出発。4時前にICから新東名へ。ナンだコレ!上りも下りも車がびっしり。この時間帯にこんなに車がいるのを見たことがない。下りの静岡SAでは入り待ち渋滞が発生しているではないか。コロナ明け初の大型連休、さすがに移動が大きいようだ。御殿場JCTは若干渋滞だが、新東名に分岐すると車はいなくなり、スムーズに新御殿場ICへ。籠坂峠を越えると山中湖畔は深い霧の中。暑さ対策をしてきたというのに、湖畔の温度計はなんと4度。平野のコンビニでおにぎりを買う。二個買うと飲み物サービス、GW商戦真っ最中ですな。道志みちに入り山伏峠を越えて「道の駅どうし」へ。駐車場争奪戦と思っていたが、予想通り、車ぎっしり。夜間は閉鎖されている駐車場もあり、置けそうな場所はない。しかたなく鳥ノ胸山登山道に向かってキャンプ場の間を上がっていくと、行き止まりの林道ゲート前に広い空き地。すぐ横はゲート式の堰堤。今日は周回ルートだから、最後にここまで歩いて戻って来なければならないが、まあしかたない。5時45分、スタート。
杉林の中を淡々と登る。次第に斜度が増し、山頂直下は結構急登。登りきると見事なブナ林に出た。平らな山頂部を歩いていくと、山頂。約1時間で到着。富士山側が切り開かれ、道志の谷の向こうに富士山が美しい。山頂のツツジの木はみな花が散ってしまっていた。小休止し浦安峠方面に下る。道標には「道志の湯」と案内があり、え?道志の湯は道志みち沿いにあるはずだが、こっち?と思ったけれど、浦安峠から室久保川沿いに下りていく途中にあるらしい。15分で雑木ノ頭、すぐに平指山。そしてザラザラの道を下っていくと林道が通り抜ける浦安峠。正面には西丹沢の山が見える。高いのは大室山かな。大界木山の案内に従って、また登り。途中で下ってくる熟年男性とすれ違う。お互いに今日初めてあった人、と話をすると昨夜は菰釣山の避難小屋に泊まったそうだ。誰もいなかったですよ。と。そりゃそうでしょう。ひと頑張りで主稜線にのった。ヤレヤレ小休止。8時15分。菰釣山方面から女性がひとり。「畦ヶ丸はこっちですかね。」と聞かれ、あっちです、と。どうやらここ、間違いやすいポイントの様子。休憩しているとさっきすれ違った男性が戻ってきた。「浦安峠?おかしいなと思って、どうもここで間違えたらしい。」やっぱり畦ヶ丸に向かいたかったそうだ。連れが先に行ってると思うんだけど、というので、追い越しながら、もしいたら道間違えて後ろにいます、と伝えておきますね。と話す。大界木山の上で女性とすれ違う。小さなアップダウンを繰り返し、9時、モロクボ沢の頭に到着。足跡つなぎの前半、完了。「畦ヶ丸600m」と書いてあるが、直下の急登で座り込んだ記憶があって、つながったからここまででよし、ということで大休止。畦ヶ丸から数人の登山者。ひとりは白石峠方面へ。ひとりと、二人連れの男性は菰釣山方面へ進んでいった。さすがに西丹沢主稜、GWだから人はいるな。でもこんなもので、ほとんど人の気配がないまま歩いてきた。30分ほど休憩したり、周辺の木々や植物を見たりして、さて戻ります。菰釣山まで6㎞ほどの稜線歩き。約30分で大界木山へ戻ってきた。さらに30分ほどで城ヶ尾峠。そして明るい開けた城ヶ尾山。この間3人くらい、ソロのハイカー、ランナーとすれ違う。ツツジがちらほらと咲いている所もあるが、まだまだこれからの様子。2015年の記録ではアカヤシオ、シロヤシオをあちらこちらで見ているようだが今日は新芽、新緑ばかり。緑に染まる山だ。中ノ丸を越えて、ブナ沢の頭。下っていくと道の駅への下降点。これで足跡がつながった。未踏区間終了。少し先に菰釣山の避難小屋。前回は雪景色の中だったが、新緑の中はまたいい雰囲気。ここで一夜もいいだろう。中もきれいで快適そうだ。のぞいてみると、モロクボ沢の頭で畦ヶ丸から下りてきた男性二人が休憩していた。菰釣山まで道標で800m。割とすぐという記憶があったが、ここが一番つらかった。時々木道のなだらかな登りがどこまでも続く。こんなに長かったっけ。と愚痴をこぼしながら、やっとの思いで到着。12時15分。コンパスの登山計画ではコースタイムで15時過ぎだったから、3時間ほど速い(笑)富士山には少し雲が出ていたが、相変わらず見事。西丹沢の稜線が富士山に向かって伸びている。山伏峠までは歩いたが、その先、高指山に向けてはまさに富士山の懐に飛び込んでいくような道が続いているそうだ。いずれ。この辺りの要所にある、テーブルなのかベンチなのか、中途半端な「台」を借りて休憩。横になるにもちょうどいいが、太陽はまぶしいし、虫はブンブンうるさいし、そんな季節になりました。足音に気付いて起きると、山伏峠方面からランナーがひとり。
重い腰を上げ、13時、下山開始。下り始めると足元に小さな花を見つけマクロレンズで写真を撮っている所に、にぎやかに男女4人のパーティが登ってきた。下りは速い。あっという間にブナ沢乗越。ジグザグの下りをどんどん下ると沢に下りる。倒木に石積みのポイント。何度か渡渉し林道に出るとあとはひたすら林道歩き。どうしの森キャンプ場は大盛況。こんな静かな森の中で、視界にほかのテントしか入ってこないなんて・・・
暑い日差しの中、道の駅近くまで下ってくると、警備員が交通整理をするほどの大盛況ぶり。林道を10分ほど上り返して車に戻り、終了。GW真っ最中に、静かな山歩きが楽しめた。新緑に染まり、体が緑になりそうだったので、山伏峠を越えて、石割の湯で汗を流し帰宅。久しぶりの山だったが、しっかり歩けて良かった。
歩行距離17.8㎞ 行動時間9時間10分 累積登高は1589m