遅くなりましたが、朗読劇『ノンセクシュアル』全配信が無事終了いたしました。
ご視聴いただきました皆様、ご声援いただきました皆様。誠にありがとうございます。
相葉弘樹さん、相馬圭祐さん、私。
3人の発案から
Zu々プロデュースさんにご賛同いただき実現した今企画。
改めて、快く僕らの気持ちに賛同くださったZu々さんに、心から感謝申し上げます。
相葉さんとは、ミュージカルテニスの王子様の出会いから、かれこれ15年近い付き合いに。
また、相葉さんと相馬さんも、地球を守ってくれていた時からのご縁で10年以上の歳月を共にしていて。
その後私と相馬さんが出会い。
意気投合。
出会ってから変わることなく。いつ会っても、王子様のようにキラキラ輝く相葉さん。
ある種儚げで。それでいて凜とした姿が印象的な相馬さん。
よく喋る私。
妙なバランスのようで、でも、なぜだか居心地のいい3人です。
Zu々プロデュースさんからご提示いただいた『ノンセクシュアル』
3人のスタートから、
松村龍之介さん、さかいかなさんご両名にもご参加いただき、5人のチームに。
とても頭のいい松村さんに、我々は初日にして心を掴まれ、後輩に先輩が甘え散らかすような、ねじれ現象が出現し、男どもがわちゃわちゃする中、紅一点さかいさんは、暖かく見守りつつも演劇に対する熱い情熱で空気を引き締めてくれました。
昨今のコロナ禍により、上演形態が、朗読劇へと変化しました。
当初予定していた上演形式を楽しみにしてくださっていた皆様には大変申し訳ない気持ちでありましたが、大変な状況下の中でも、「お客様へ演劇を届けたい」という真摯な気持ちで、安全策を講じ、ソーシャルディスタンスに最大限の注意を払いながらなんとかお届けしようと尽力してくださったZuプロデュースさんに、今僕自身は感謝に気持ちでいっぱいです。
皆様にも、楽しんでいただけていたら、尚のこと嬉しいです。
また、演出の西沢栄治さんを始めとするスタッフチームの皆様の力により、この朗読劇は輪郭を与えられ、より演劇的な朗読配信へと昇華されていきました。
大尊敬する西沢さん。短い時間ではありましたが・こうしてまた西沢さんの演劇世界に身を置けたことは、僕にとって最高の時間でした。演劇を愛し、劇空間の「今」を大切にしている方だと思っています。それを演出の端々から感じまくります。言葉の一つ一つに、優しさと探究心が溢れかえっています。ご一緒できたこと、本当に嬉しかったです。
この先、どうなるかなんてわからない。そんな状況がまだ続いていますね。
ここまでの事態になるとは、私は微塵も想像してすらおりませんでした。
今まで通りの演劇上演形式は、いつ帰ってくるのか。
わかりません。
でも、今回の朗読配信で気付いたことがあります。
みんな、先に進もうとしている。ということです。
恐怖や、悔しさ、不安を抱えながらも。
新しい形を模索したり、今できることを考えたり。未来のその日に夢を馳せたり。
全ては、作品を届けるために。
これが自分たちの仕事だと。これからもこの仕事で生きていくんだと。
止まっている人はいませんでした。
現状の危機から目を背けるのではなく、現状の危機に目を向けて。その上で、どう歩んでいくのか。
戦う同業者の皆様の姿に、改めて勇気をもらいました。
これは、職業関係なく、思うことでもあります。
たくさんの方が、自分の仕事に誇りを持ち、誰かのためにお仕事をしている姿を見て。勇気をいただきました。
社会に生きる上で。自分一人のための仕事なんて存在しないのだと思います。
誰かのために。誰かと生きるために。仕事は存在するのだと。
だからこそ。先を見据えて。今に目を向けて。ともに生きていくために。
気持ちよく、みんなで手を繋いで歩いていくために。
僕も頑張っていきたいと思いました。
話しは少し横道に逸れましたが。
改めて
朗読劇『ノンセクシュアル』の配信をご視聴いただき、ありがとうございました。
皆様にお会いできる日を、心より楽しみにしております。
入念に手洗いうがいをしっかりやりながら。
鯨井康介。