「キングアーサー」WOWOW役替わり比較 | kujakuのブログ

kujakuのブログ

宝塚、ミュージカル、ストプレなどの舞台、DVDやドラマなどの感想を主にUPしています。

WOWOWで「キングアーサー」の放映があったので、役替わりを見比べました。

舞台で見たのは1回だけなので、映像で何度も繰り返してみると新しい発見がある。

 

伊礼x太田ver.は初見なのだけど、太田君のランスロット格好いい。白い衣装がお似合いで。

ランスロットは高身長、爽やか正統派イケメンがいい。

 

舞台見たときも思ったけど、ランスロットの前にまずガウェインが格好いい。

小林くん今度フランケンシュタインでヴィクターやるの、楽しみ。

 

ビベレロイって何かと思ったら、フランス語のVive le roi(ヴィヴルロワ)らしい。

ダンダリみたいな創作された古語かと思ってた。

 

それを言ったら始まらないのは分かってるけど、エクスカリバーの所有権がユーサー王の子息にしかないなら、最初から引き抜き大会なんてしないで、弁護士にロンドンの下町あたりを探してもらえば良かったのよ。(←それはミーマイ)

そもそも元凶のマーリンがさらに話をややこしくして、これからって時に姿を消す。

まったくもう!
 

メレアガンって王子なのね。

下町の貧民街とかボーヌの田舎から出てきた成り上がり者じゃない、歴とした騎士で王子。

伊礼メレは自信家で野望に満ちてるけど、和樹メレはむしろ清廉で真面目な印象を受けました。

第2王子以下なのかな?

人の上に立つべく教育を受けてきたから、正々堂々と決闘で勝ち取った権利と許嫁を理不尽に反故にされるとか理解不能。

期待されて掌返しされて、メレアガンが怒るのは当然だと思う。

ふざけるなよって気持ちが、伊礼メレはギラギラとした野心、和樹メレは悲哀に満ちた絶望を生んでる。

加藤メレは坊っちゃん味強いというか、何か見てて気の毒。

 

和樹メレがエクスカリバー手にしたとき、欲しかった玩具を見るように嬉しそう。

その後、自分のじゃないと投げ捨てる。

伊礼メレは敬意を持って置いてた。

 

瞳子モルガンは、伊礼メレに対しては野心につけこみ、和樹メレは絶望感に忍び込む。

彼女の方が何枚も上手。

 

拉致したグィネヴィアに対して、伊礼メレは靴にキスしたり頬をなめようとしたり。

小南グィネヴィアが蛇蝎のように毛嫌いしてるけど、まあ流石に嫌だよね。

和樹メレは逆に跪いて礼を尽くしてるの、闇落ちしても王子。

伊礼メレは最期まで絶対復讐してやる的な野心に満ちてたけど、和樹メレはどこか達観してると言うかやり切った感を感じた。

 

浦井くんの最初のほわほわした青年から威厳ある王に変わっていくのがいい。

メレアガンとの決闘の途中で、すっと目の色変わった。

 

重い話だからケイの軽妙さがホッとする。

東山さんの芝居好きだな。

 

赦しの物語。

モルガンを赦す場面は涙が出る。

モルガンはずっと孤独で苦しんでたけど、アーサーも孤独。

ガウェインがついてるからね。