飲み系の飲食店が点在する本町方面へ。
宿泊先のホテルから直進、歩いて10分ぐらい。
薄暗い大通り沿いに浮かび上がる黄色い立て看板。
「中華そば」の文字に惹かれて。
ラーメン屋か町中華屋かと思っていたら全然違いました。
「生本まぐろ 青森産」のメニューあり。
並びの津軽料理の居酒屋か、ホルモン焼き屋にするか、
迷いに迷って「ジンギスカン」もあるこちらへ飛び込み。
『食事処ふじや』
メニューがぎっしり連なった店内。
取り置きボトルもぎっしりと連なって。
こじんまりとしたまんま居酒屋の雰囲気。
女性の常連さんがカウンター席におひとりで。
ややご年配のおっちゃんワンオペで。
カウンター席、4名用テーブル席にも、
しっかりしたアクリル板パーテーションが設置してありました。
■キリンラガービール 中瓶 600円
キンキンに冷えてました。
乾いたノドを洗浄、すぐもう1本お替り。
小皿が2つ、無言で置いて行きました。
お通しのようです、これがうまいんですよぉ~。
茄子味噌和え。
いかとミョウガの酢味噌和え。
日本酒を誘う味。
■青森県産 とまと 200円
サクサクで、酸味と甘味のバランスが丁度良い。
塩を振りかけると、より甘味が増す。
このトマト、めっちゃ美味しかった。
「こういうのもあるけど・・・」っとおっちゃんから。
初めて見ましたよ、オレンジ色のトマト。
やわらかくて甘い、フルーツみたいでしよ。
店頭のメニューで気になっていた鮪。
ちょっと迷いましたが、しっかりした値付けだったので、
それなりに良いのが出て来るだろうと思って注文しました。
■生本まぐろ 赤身 大間 1,600円
見た瞬間、色落ちでテンションダダ下がり・・・。
鮮度落ちなのか、それとも元々身焼けしていたのか。
筋の入り方を見ると、赤身でも良い部位かと思われます。
厚切りでした、モチモチでほんのり酸味。
夏場の鮪なのでさっぱりしていて、これはこれで美味しかった。
青森の地酒を2種。
■陸奥八仙 特別純米 八戸酒造(右) 740円
やわらかい甘味、お米の旨味が感じられるうまさ。
使用酒米:青森県のブランド米、まっしぐら
精米歩合 :60%
アルコール:15度
日本酒度 :+3.0
■亀吉 特別純米 辛口酒 中村亀吉(左) 740円
使用酒米:華吹雪・むつほまれ
精米歩合 :55%
アルコール:16度
日本酒度 :+5
しっかりとした旨味と軽やかなフルーティーさ。
陸奥八仙より辛口。
■貝焼きみそ 500円
玉子ふわふわ、帆立の味付けしっかり。
塩気がやや強だけど、美味しかった。
■さくらマス つけ焼き 450円
尾に近い部位。
粕漬けの風味するような。
身が締っているけど脂が乗っていて。
■まぐろかつ 580円
ラストは大好きな鮪カツ。
一口サイズが3個。
きめ細かい衣、サクサクで。
身はやわらかく、赤身の酸味がほのかに。
めちゃめちゃ美味しかった!!
付け合わせに、ポテトサラダと、
さっぱりしたドレッシングで和えた生野菜サラダ。
きゅうり、レタス、セロリ、三つ葉、など数種類。
揚げ物の付け合わせとしては手が込んでいましたね。
今まで食べた鮪カツでは一番美味しかったです。
実この鮪、「大間まぐろ」だそうです。
これ、580円だなんて、値付けがおかしい~~!!
お会計が思いのほか安かったけど、あの「生本まぐろ 赤身」、
少し値引きしてくれたのかもしれない。
お店を出る頃、外は土砂降りの雨。
「どうせ捨てるから」と言っておっちゃんからビニール傘を頂きまして。
翌日の夜、こちらのエリアへ食事へ行くついでに返しに行ったら、
6~8名のグループがテーブル席で、カウンター席も満席状態。
地元の人気店なんでしょうね、このお店の常連さんみたいでした。