北斗七星
作詞・作曲:村下孝蔵
赤い屋根の家に住みたい
小高い丘に建ってる
冬の空 星座なら 君と僕が
寄りそって窓ごしに見ていたい
世界地図広げて指でさす
見知らぬ異国の舞踏会
華やかなドレス身にまとい踊る
幸せな二人を夢見て
手と手を合わせてみる
指と指をからめて
君のぬくもりと僕のぬくもりが
打ち消し合って なぜか冷たい
流れ星 願い事かけるまに
遠くへ遠くへ消えていく
闇夜なら寂しくて いとおしくて
抱き合えばもっと悲しい
眼と眼を見つめあえば
たがいの顔がうつる
君の瞳と僕の瞳が
海になり波にさらわれる
赤い屋根の家に住みたい
小高い丘に建ってる
冬の空 星座なら 君と僕が
寄りそって窓ごしに見ていたい
寄りそって窓ごしに見ていたい
➡️この曲は、村下孝蔵さんが1984(昭和59)年12月8日にリリースした5枚目のオリジナル・アルバム「花ざかり」に収録された曲です。
★初リリース1984年(昭和59)12月8日、1990(平成2年)年10月15日再発、2013(平成13)年4月10日再々発。
このアルバムには
SIDE 1
かげふみ
夢のつづき
北斗七星
似顔絵
「夢のつづき」のB面曲。
大安吉日
SIDE 2
少女
女優
手紙
とまりぎ
花ざかりの森
いじょう11曲が収録されていますが、村下孝蔵ファンならずとも、馴染みの曲が収録されています。
北斗七星と言うタイトルと歌詞から、てっきり美瑛辺りの風景かなと思っていましたが、なんとなんと「赤い屋根」とは喫茶店の名前と知ってビックリした大学2年目の私でした。
➡️「赤い屋根」は広島市安佐南区にある喫茶店。
小高い丘の住宅地にあり、そこに店があると事前に知っていなければ見付けられない場所にある。アストラムライン毘沙門台駅の、丘の上へ上がる出口からだと、若干行き易くなる。
ツタに覆われた文字通り赤い屋根の、少々古びた建物。30年以上営業しているらしい。
店は建物の2階にあり、窓からは広島市が望める。昔は海まで望めたそうだが、今は高層ビルが相次いで建つようになった為、見え難くなったという。それでも遠くの山々は望める。夜景もいいという。
窓辺には花の鉢植えが飾られ、季節によってシクラメン、アジサイ等と置き換えられる。
シンガーソングライターの村下孝蔵が近くに住んでいた時期があり、この店によく通っていたという。「北斗七星」という曲の中でこの店が取り上げられている事から、村下孝蔵のファンが当店を訪れる事もしばしばあるとか。
メニューはそう多くないが、いずれも店主の手作り。
定休日は金曜。
説明文では詳しく書いてくれていますが、私は勿論行ったことはありません。
北の果て釧路市にも、当時は沢山の喫茶店がありましたが、今では数える位しかありません。
今の奥さんであるNちゃんとは、末広の「笛園」によく行っていました。
高校生でも入れる喫茶店は、信じられないと思いますが、殆ど無かったのです。
見つかった日には、即反省文&謹慎が待っていたものです。
昔は「純喫茶」とか「音楽喫茶」と言う名の喫茶店がありましたが、私やNちゃんが初めて「音楽喫茶」に行ったのは、昭和53年に渋谷道玄坂にあった「ライオン」でした。
2人で湘南巡りの旅をし、上野から青森行の「はつかり」にのる何時間か前の事。
私は当時から京都弁でしたが、彼女は釧路の浜言葉でしたから、上野駅に着くまであまり喋りませんでした。
上野駅は東北や北陸方面行の列車の始発駅でしたし、啄木も「ふるさとのなまり懐かし停車場に人ごみの中にそを聴きに行く」と歌っているように、彼女にとって安心出来る場所だったのでしょう。
やはり上野駅は「心の駅」なのです。
さて、今日は「喫茶店の日」
私達北国の人間が「心の駅」とする上野に、1888(明治21)年4月13日、日本初の本格的な喫茶店「可否茶館」が開店した日だそうです。
「赤い屋根」は広島ですが、喫茶店=北斗七星と言う安易な考えでこの曲を選んでみました。
奥さん曰く
「喫茶店の歌なら、まちぶせとか、学生街の喫茶店とかあるしょ」
確かに❗️
しかし2曲とも既にブログにアップしていま~す。