黒い瞳の少女
作詞:谷村新司
作曲:堀内孝雄
かぎりある青春の
かわりない道ばたに
咲いている花に 気付いた時
流れ行く青春の
かえらない全ての
はげしい季節を
かけて燃え尽きたい
ああ黒い瞳の少女よ
お前のやさしさの
ひとかけらでも この手に
つかめるものならば
ああ黒い瞳の少女よ
お前のやさしさの
ひとかけらでもこの手に
つかめるものならば
かぎりある青春の
かわりない道ばたに
咲いている花に 気付いた時
人はみな本当の優しさと
愛する事のつらさを
はじめて知らされる
ルル…… ルル……
➡️1975(昭和50)年5月5日にリリースされた、アリス4枚目のアルバム「ALICE IV」に収録された曲です。
このアルバムは
黒い瞳の少女
作詞:谷村新司/作曲:堀内孝雄/編曲:矢沢透
生きているから
作詞:谷村新司/作曲:堀内孝雄/編曲:篠原信彦
甘い夢
作詞:谷村新司/作曲:谷村新司/編曲:青木望
レンガ通り
作詞:谷村新司/作曲:矢沢透/編曲:矢沢透
恋は風車のように
作詞:谷村新司/作曲:堀内孝雄/編曲:青木望
やさしさに包まれて
作詞:谷村新司/作曲:矢沢透/編曲:矢沢透
SIDE B
ポイント・アフターの夜
作詞:谷村新司/作曲:谷村新司/編曲:篠原信彦
人生の道
作詞:谷村新司/作曲:堀内孝雄/編曲:矢沢透
想春賦
作詞:矢沢透/作曲:矢沢透/編曲:青木望
太陽に背を向けて
作詞:谷村新司/作曲:堀内孝雄/編曲:矢沢透
シベリア悲話
作詞:谷村新司/作曲:谷村新司/編曲:青木望
彷 徨
作詞:谷村新司/作曲:谷村新司/編曲:青木望
以上12曲が収録されていますが、特徴として、ドラムス&パーカッション担当の矢沢透(キンちゃん)さんが、12曲中5曲をアレンジし、3曲を作曲、1曲作詞していることで、アリスの3人は、チンペイさんを筆頭に、どの人も優れた才能の持ち主だったことが見て取れます。
このようなグループは、多分「フォークル」以来と言っても良いかと思います。
この「黒い瞳の少女」は、チェンバロのイントロが印象的で、そこからベーやんとチンペイさんのこえがユニゾンて入ってきます。
勿論コーラス部も充分聞き応えがありますから、私達中学生にも心に残る曲でした。
ただアリスがブレイクするのは、1977(昭和52)年10月5日リリースの「冬の稲妻」ですから、この曲からもう少し間があるのですが、初期のアリスの曲も、佳曲が多いですから、アリスの本当のファンは、初期の曲を好んで聴いていたような気がします。
ちなみにこの頃になりますと、フォーク・ニューミュージックを歌っていても、昔ほど怒られはしませんでした。
あの頃の同級生の女の子は、ほぼ黒髪に黒い瞳の少女で、私みたいな栄養失調で髪が赤かったのは、クラスではC.Kちゃんくらいでした。
今なら自毛ですから大手を振って歩けますが、あの頃は「虐待」の証みたいなもんでしたから、私もC.Kちゃんも複雑な思いを抱いていました。