忘れ得ぬ歌ぱーと745「娘は花をまとっていた」 | 遊遊のブログ

遊遊のブログ

思い出の曲を、思い出と共に、気ままにアップしたブログです。


娘は花をまとっていた

作詞:増永直子
作曲:海野こうじ

娘は花をまとっていた
髪にも 肩にも その腕にも
風にのって駆けていった
春を抱いて消えていった


娘は光をまとっていた
肩にも 頬にも その両手にも
虹の橋を渡っていった
夏を抱いて消えていった


娘は枯葉をまとっていた
胸にも 首にも その脚にも
小枝に乗って飛んでいった
頭に 背中に その瞳に


娘は小雪をまとっていた
頭に背中に涙その瞳に
涙にのって流れていった
冬を抱いて消えていった

冬を抱いて消えていった…

➡️娘は花をまとっていた 1970(昭和45)年7月25日)にリリースされた、女性フォークデュオ「ベッツィ&クリス(Betsy & Chris)」の5枚目のシングルで、B面曲は「僕の中の君」

二人の美少女のうち、ギターを持っているのがクリス (クリスティーン・アン・ロルセス Christine Anne Rolseth)で、小柄で高音部を担当しているのが、ベッツイ (エリザベス・ヴァージニア・ワーグナー Elizabeth Virginia Wagner)です。

私は待ったなしに、ベッツイのファンだったことを申し上げておきます。

ベッツイ&クリスは、白い色は恋人の色 1969(昭和44)年10月1日に「白い色は恋人の色」でデビューしましたが、その美しい歌声と、美しい歌詞、美しいメロディが、殺伐としていた社会で、一服の清涼剤のように染み入った曲でした。

ベッツイ&クリスの曲を巡って、右だ左だ、ノンポリだなんて聞いたことありませんでした。

赤旗を振っていた芸大釧路分校のお兄さんやお姉さん達も、プチプル根性云々とは毒づく事も無かった為か、私達子供が歌っても、かつての「帰ってきたヨッパライ」のようには怒られはしませんでした。

ベッツイ&クリスは、大体1ヶ月から長くて3ヶ月単位でシングルをリリースしていましたので、当時の子供たちでも、ほぼ歌えたものでした。

のちに里子に行ってから、N.Kちやんに初めて教わったのが「白い色は恋人の色」でしたが、この曲も二人でよく歌っていましたね。

わたしがクリスで、N.Kちゃんがベッツイ。

N.Kちゃんの声は、当時は五つの赤い風船のクーコさんににていましたが、高校に入る直前は初期の沢田聖子のような感じでした。

高校に入る直前は既に発症していたN.Kちゃんでしたが、入院してからもよく歌っていました。

この曲も彼女が気に入っていた曲でしたので、途切れるような感じで歌っていました…

忘れようにも忘れることの出来ない曲ですが、出来れば聴きたくない曲なのに、D.Lしてしまっている愚かしさ。

私ってアホやな~とつくづく思います。

でも歌っていうのは、聴くと直ぐに、あの頃を思い出させてくれます。

この曲がリリースされた頃って、まあまあ人並みの扱いされていた時期でした。