Shall We Gather at the River(まもなくかなたの)
Shall we gather at the river,
Where bright angel feet have trod,
With its crystal tide forever
Flowing by the throne of God?
Yes, we’ll gather at the river,
The beautiful, the beautiful river;
Gather with the saints at the river
That flows by the throne of God.
(訳詞)まもなくかなたの流れのそばで
楽しく会いましょう また友だちと
神様のそばのきれいなきれいな川で
みんなで集まる日の ああなつかしや
水晶より透き通る流れのそばで
主を賛美しましょう 御使いたちと
神様のそばのきれいなきれいな川で
みんなで集まる日の ああなつかしや
銀のように光る流れのそばで
お目にかかりましょう 救いの君に
神様のそばのきれいなきれいな川で
みんなで集まる日の ああなつかしや
よいことを励み 流れのそばで
お受けいたしましょう 玉たまの冠かむりを
神様のそばのきれいなきれいな川で
みんなで集まる日の ああなつかしや
➡️賛美歌687番「Shall We Gather at the River」 日本語タイトル「まもなくかなたの」 とは、歌詞初行の文言でです。
原歌は、1864年にバプテスト教会のアメリカ人聖職者、ロバート・ローリー によって作詞・作曲されました。
歌詞は新約聖書の「ヨハネ黙示録」22章で預言されている 「新しいエルサレム」(神の都) での再会に期待する内容で、葬儀の場で歌われることがあります。
日本へは明治初期に導入され、「流水天にあり」との訳詞で歌われましたが、日本の代表的な賛美歌集である日本基督教団「讃美歌」「讃美歌21」には載っておらず、通常のキリスト教会では、歌われることはありません(福音派の諸歌集に掲載されている)
「勝利を得る者を、わたしの神の神殿の柱にしよう。彼はもう決して外へ出ることはない。わたしはその者の上に、わたしの神の名と、わたしの神の都、すなわち、神のもとから出て天から下って来る新しいエルサレムの名、そして、わたしの新しい名を書き記そう」
この文言より作られた賛美歌ですが、歌詞はともかく、曲は誰でも知っている曲で、皆さんも絶対歌った事がある
「たんたんたぬきの金時計風も無いのにブ~ラブラ…」
がそれです。
なお「ヨドバシカメラ」の曲は「リパブリック讃歌」で、この「まもなくかなたの」ではありません。
福音派について簡単に説明しますと「福音主義同盟(1846年)の9項からなる信仰の立場と、1974年のローザンヌ世界伝道会議が出したローザンヌ誓約の中に表明されている聖書的信仰と宣教観とライフ・スタイルを信奉する、聖霊派から改革派までのキリスト者の群れを指す名称」としており、聖書観は聖書信仰であり、伝統的キリスト教教理の敷石であり、救霊と伝道への情熱の源泉である、とされています。
特筆すべきは「偶像崇拝禁止」で、特に戦後の福音派は異教の玉串、焼香、神社参拝など異教の行為を偶像崇拝であるとして厳しく禁じてきました。日本キリスト改革派教会は1951年の第6回大会で「すべての神道神社は偶像であり、我々はそれを礼拝する事を拒絶する。神棚、仏壇その他どのような宗教的事物に対しても頭を下げて礼をしない」と決議し、通常知りうるキリスト教と一線を画しています。
したがって私達が入っていた養護施設(カトリック系)では、この賛美歌を歌うことはありませんでした(葬儀に歌う歌だから)
昨夜「平成狸合戦ぽんぽこ」を観ていたら、この賛美歌を思い出してしまい紹介させて頂きました。