忘れ得ぬ歌ぱーと707「The Sound of Silence」 | 遊遊のブログ

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The Sound of Silence

作詞・作曲;P.Simon

Hello darkness, my old friend
I've come to talk with you again
Because a vision softly creeping
Left its seeds while I was sleeping
And the vision that was planted in my brain
Still remains
Within the sound of silence

In restless dreams I walked alone
Narrow streets of cobblestone
'Neath the halo of a street lamp
I turned my collar to the cold and damp
When my eyes were stabbed by the flash of a neon light
That split the night
And touched the sound of silence

And in the naked light I saw
Ten thousand people, maybe more
People talking without speaking
People hearing without listening
People writing songs that voices never share
And no one dared
Disturb the sound of silence

Fools, said I, you do not know
Silence like a cancer grows
Hear my words that I might teach you
Take my arms that I might reach you
But my words, like silent raindrops fell
And echoed in the wells of silence

And the people bowed and prayed
To the neon god they made
And the sign flashed out its warning
In the words that it was forming
And the sign said, the words of the prophets are written on the subway walls
And tenement halls
And whispered in the sounds of silence

(訳詞)こんにちは暗闇、私の古い友人
私は再びあなたと話すためにやって来た
ひとつの幻影がそっと忍び寄り
私が寝ている間にその種を残していったから
そして私の脳に植えられた幻影が
まだ残っている
沈黙の音の中に

不安な夢の中で私は一人で歩いた
石畳の狭い街路
街灯の光輪の下を
私は寒さと湿気に襟を立てて
私の目がネオンの光の閃きに突き刺されたとき
それは夜を裂き
そして沈黙の音に触れた

むき出しの光の中で私は見た
およそ一万の人々、もしくはもっと多く
人々は話すことなく会話し
人々は耳を傾けることなく聞いている
人々は決して声を共有しない曲を書いている
そして誰一人敢えてはしない
沈黙の音をかき乱そうとは

“愚か者たち”と、私は言った、”あなたたちは知らない
沈黙が腫瘍のように育つことを
私があなたに教えられるだろう言葉を聞け
私があなたに届くだろう腕を取れ
しかし、私の言葉は、音無き雨滴のよう落ち
そしてこだました
沈黙の井戸で

そして人々は頭を垂れ祈る
彼らの作ったネオンの神に
そしてネオンは警告の言葉を映し出す
ネオンが作り出した言葉はこう言っていた
「預言者の言葉が地下鉄の壁に書いてある、安アパートの玄関にも」
そしてネオンは何やらささやいた
沈黙の音の中で


➡️フォークロックデュオ「サイモン&ガーファンクル」のあまりにも有名な曲で、初リリースは、アメリカでは1965年9月に、日本では1966(昭和41)年6月15日に発売。

デビュー・アルバム収録版は、ポールのギター一本のシンプルな構成ですが、レコードプロデューサー、トム・ウィルソンが、サイモン&ガーファンクルに無断でエレクトリック・セクションを録音、再リリースしたところ、全米1位に輝いたものです。

この成功を受けてポール・サイモンは、ロンドンからアメリカに戻り、サイモン&ガーファンクルとしての活動を再開させて、新しいシングル・ヴァージョンを含むアルバム『サウンド・オブ・サイレンス』(1966年)を発表。その後、映画「卒業」のサウンドトラック・アルバム「卒業オリジナル・サウンドトラック」(1968年)にも再収録されました。

「水曜の朝午前3時」に収録されているこの曲で私はマスターしましたが、構成がシンプルだけに難しい曲でした。

この曲は新潟の従姉に、しかもカタカナ英語で教わり、幼稚園時代から歌う事が出来ましたが、よく怒られたものです。

児童相談所に入った時、鼻歌でこの曲を歌っていたら、年長さんや先生に褒められたのが嬉しくて…

おかげでビートルズより、イーグルスより、何よりサイモン&ガーファンクルのファンになり、今に至っています。

それにしてもポールの詞は深い。
この詞にガーファンクルの天使の歌声がピッタリ合うのも大きな魅力です。

後年ニューヨーク「セントラルパークコンサート」のライブカセットが発売された時、それこそテープが擦りきれる位聴きましたが、カセットでは最後を飾った「The Sound of Silence」は(アンコールの「追憶の夜」は未収録)聴くたびに胸を、目頭をが熱くしたものでした。