作詞:北山修
作曲:杉田二郎
赤い夕陽が西に沈んで行く野山を染める
若い農夫が土を耕してく楽しそうに
夕陽よお前もつかれたろ静かにおやすみ
彼は願うこれがいつまでもつづいておくれ
小さな小鳥が西へとんでいく二つ並んで
若い農夫は汗をふきながら空を見上げる
夕陽よお前もつかれたろ静かにおやすみ
豊かなかてをいつもありがとうまたあしたまで
くわをかついで彼は妻の待つ家路をたどる
彼の長い影があぜ道を追いかけていく
夕陽よお前もつかれたろ静かにおやすみ
あしたになったらいつものように又会いましょう
1969(昭和44)年5月10日にリリースされた、はしだのりひことシューベルツのセカンドシングル「さすらい人の子守歌」のB面曲です。 A面の「さすらい人の子守歌」は、アコースティックギターがメインの曲なのぬ対し「夕陽よおやすみ」は、エレキ、ベース、ドラムを主体にした「フォークロック」で、コード進行が単純な「夕陽よおやすみ」は、自然と覚えてしまいました。
「さすらい人の…」は、端田宣彦さんの作曲なので、杉田二郎さん作曲の「夕陽よ…」とでは、音楽性の違いがはっきりわかります。
それにしてもこの曲の歌詞ですが、ミレーの「晩鐘」を思わないでもない内容ですが、開拓農家は、概ねこんな感じだったのでしょう。
この曲がリリースされた時は、私は北海道に来て2年目でしたが、社会科(郷土)の教科書で「根釧パイロットファーム」なる言葉を知り、先生に意味を聞くと「開拓農家だよ」と教えて貰いました。
例によって、学芸大学のお姉さんに教えて貰ったこの曲ですが、私は「さすらい人の子守歌」の方が好きでした。
後年養護施設に入り、キャンプファイアの集いをした時に、施設のお兄さんが、ギターを弾きながら歌ってくれました。
C,Kちゃんは知らなかったらしく、あとで教えてあげましたが、彼女自身、そんなに口ずさんではいなかったみたいです。
シューベルツは、1969(昭和44)年1月10日に「風」でデビューしましたが、解散は翌年と言う慌ただしさ。
Nちゃんも「風」は知っていても、他の曲は知らないみたい(花嫁の「クライマックス」とごっちゃにしている)
退院したら、Nちゃんと一緒に、あの頃の歌を、ギターを弾きながら歌ってみたいですね、勿論この曲もです。