忘れ得ぬ歌ぱーと553「砂塵の彼方」 | 遊遊のブログ

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砂塵の彼方

作詞:谷村新司
作曲:堀内孝雄

外人部隊の若い兵士は
いつも夕陽に呼びかけていた
故郷に残してきた人に
自分のことは忘れてくれと
不幸を求める わけじゃないけど
幸福を望んじゃ いけない時がある
いつも時代は若者の
夢をこわして流れてゆく


もうすぐ私も死ぬだろう
それは祖国のためにではなく
思い出だけを守るために
愛する人を守るために
不幸を求めるわけじゃないけど
幸福を望んじゃ いけない時がある
私は明日を信じない
今日がなければ 明日も来ない


不幸を求める わけじゃないけど
幸福を望んじゃ いけない時がある
いつも時代は若者の
夢をこわして流れてゆく


soon1978(昭和53)年4月5日にリリースされた、アリス6枚目のアルバム「ALICE VI」の収録曲です。

この当時のアリスは、絶頂期にありました。

このアルバムは、アリス初のセールス1位になりましたが、1979(昭和54)6月5日「ALICE VII」
1980(昭和55)年8月25日「ALICE VIII」と、立て続けに1位に輝きましたが、実力者が3人揃っていた訳ですから、当然と言えば当然でしょう。

この曲は、堀内孝雄さんのヴォーカルで、しみじみと聴かせてくれます。

この曲を初めて聴いたのは、昭和53年の夏休み、阿寒湖畔の喫茶店ででした。

当時の喫茶店は、ジュークボックスの他に、マスターが常連客のリクエストに応じて、LPレコードをかけてくれる所もあり、良い雰囲気を醸し出していました(当時阿寒湖畔には有線が無かったと思います)

里親のお母さん、NちゃんとC,Kちゃんと、4人で行った阿寒湖ですが、遊覧船に乗って、温泉街を歩いて、人酔いした私でしたが、たまたま入った喫茶店で聴いたこの曲は、いつまでも心に残りました。

「外人部隊って何ですか?」と聞いたC,Kちゃんに、お母さんは「カスバの女?」

まぁ確かに外人部隊は出て来ますけどね…

夏休み後、大枚?をはたいて「ALICE VI」を買いましたが、この曲を繰り返し聴いている私を、怪訝そうに見ていたお母さん。

歌詞の意味を理解していたかと言えば、あまりにも思考が押さなかった私ですが、この年になって、ようやく理解出来るようになった…かも知れません。