忘れ得ぬ歌ぱーと487「北の伝説」 | 遊遊のブログ

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北の伝説

作詞:西條直樹
作曲:馬飼野康二

この美しも哀しいアイヌの若者と乙女の
湖にまつわるお話 その湖の名は洞爺湖
洞爺湖は 今もその伝説を秘めて
乙女の熱い涙をたたえ 冬の寒さの中にも
決して凍りはしない


みずうみのほとりで
たくましい若者
父もなく母もなく
一人暮らす
若者は金の銛を持ち
みずうみで魚をとる

やま桜咲くころ
美しき乙女
父もなく母もなく
一人旅し
みずうみを金の舟にのり
若者にめぐり逢う

満月が二人を
やさしくつつみ
心よせ体よせ
久遠に契る
その愛は二人だけのもの
激しくも美しく

燃える様な紅葉が
散りはじめる頃
乙女は妊もり
産着ぬう
若者は金の舟にのり
みずうみで魚をとる

みずうみの神々
金の舟 求めて
争って波をたて
嵐を呼ぶ
若者の 命消えはてて
乙女待つ 霧の中

悲しみにひしがれ
くつをぬぎ 乙女は
すすみゆく 水の中
涙ながし
むすばれる 三つの命
水の底 とこしえに


soon1975(昭和50)年4月にリリースされた、中山恵美子さん5枚目のシングル「マイ・ホームタウン・ギンザ」のB面曲です。

中山恵美子さんと言えば、即座に1974(昭和49)年10月7日~1982(昭和57)年10月1日までの、月曜日から金曜日に放送された「エミコの長いつきあい」が思い出されますが、この曲は、番組中にかかっていたのを覚えました。

あの頃の私も、中山恵美子さんの甘い声に、メロメロになった一人です。

おかげで里子先のN,KちゃんやNちゃん、C,Kちゃんに白い目で見られましたが、彼女達の白い目なんか気にならない位、中山恵美子さんの甘い声は魅力的でした。


さてこの曲の歌詞ですが、初めて聴いたときは、阿寒湖の「セトナとマニペ」の物語?と思ってしまいました。

私が知っている洞爺湖の伝説は、楡書房刊「北海道風物誌」(昭和31年8月出版)に載っていた、知里真志保先生(知里幸恵さんの弟で、北大教授)による「洞爺湖の伝説」でした。

この本は養護施設で読んだのですが、後にこの曲がリリースされた時、C,Kちゃんと共に「え~嘘だ!」と言っていましたが、この様な物語もあったのかも知れません。

ちなみにNちゃんは、中山恵美子さんの事は、殆ど知らないみたいで、話題にすると、今でも白い目で見られます。

こりゃCDをねだっても却下かな…