忘れ得ぬ歌ぱーと486「若い季節」 | 遊遊のブログ

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若い季節

作詞:松本隆
作曲:佐藤健

白いズックが
駆けてくるたび
あいつのことが
よみがえるのよ
隣り下宿に 住んでたあいつ
窓を開ければ 笑顔が見えた
ああ 愛しき人よ
プレイボーイを 気取ってるくせ
私にキスも せまれないのよ
純情なんです

屋根にのぼって U.F.O.を
見つけて足を すべらした人
夜中に起きて
ブルース・リーの
真似をしながら
寝呆けたあいつ
ああ 憎めぬ人よ
いつもドジして 頭をかいた
だから私が そばにいないと
心配なんです


深夜放送 人生相談
馬鹿らしいよと ウソぶきながら
サラーリ-マンに なりたくないと
頭ひねって 悩んだあいつ
ああ やさしき人よ
人があきらめ 見捨てた夢を

地平線まで 追いかけてゆく
あなたが好きです
あいつがくれた 硝子の指輪
薄いサイフに 北風吹いた
ダイアモンドが 色褪せるほど
若い季節が 光っていました
ああ 恋しい人よ
隣り下宿を 越してったきり
どうしているか 風のうわさで
教えて下さい


ああ 懐かしき人よ
ただいたずらに 時は流れて
花火のように 炎えた青春
あなたはいません


soon1976(昭和51)年6月10日にリリースされた、岡田奈々ちゃん5枚目のシングルで、B面は「雨のテレフォン」

岡田奈々ちゃんは、1975(昭和50)年5月10日「ひとりごと」でデビュー。

以降「青春の坂道」まで 、作詩を松本隆さんが担当しています。

この曲は、奈々ちゃんがレギュラー出演したテレビドラマ「俺たちの旅」の世界を踏襲している様に思えます。

それにしても「ズック」とか「ブルース・リー」等の、懐かしい言葉が並ぶのは、やはり時代なんでしょう(姪っ子に「ズック」「ゴム短」「ブルース・リー」を知ってるかと聞いたら、あっさり「知るわけない」と言われました)

昭和51年は、まだ釧路も景気が良かった時代で、学芸大学(教育大学)も、内地(本州)から沢山学生が入って来ました。

日本の外れにある釧路も、学生達の下宿風景は、こんな感じでした。

里子先のN,Kちゃん宅の傍にも、下宿屋さんがありましたが、とにかくうるさかった。

でも彼等彼女等が歌うフォークソングを、いつの間にか覚えてしまい、悪いことばかりでは、決してありませんでしたね。

「若い季節」って、私達には甘酸っぱい季節でしたが、今の子達はどうなのでしょうね。