忘れ得ぬ歌ぱーと446「コーヒーハウスにて」 | 遊遊のブログ

遊遊のブログ

思い出の曲を、思い出と共に、気ままにアップしたブログです。

コーヒーハウスにて

作詞:大竹敏雄
作曲:相曽晴日

風に色があるとかないとか
となりでは文学少女たちが
パイをつつきながらの大論争
僕はと言えば
彼女に別れを告げられた
理由を探りながら心も重く
窓際のボックスで
いつものように
ぼんやり外を眺めています
「あなたの好きな
優しさなんか
私はなくした女です」
そんなあの娘の言い訳を
だまって許した優しさが
重荷になったのだろう


生きることに疲れたなんて
おもむろに一席ぶった奴が
ママにからかわれてる
カウンター 僕はと言えば
未練を未だに絶ち切れず
恋の思い出など練り混ぜて
心のキャンバスに
ニンフのような
彼女の姿描いています
「あなたの好きな
優しさなんか
私はなくした女です」
そんなあの娘の言い訳を
だまって許した優しさが
重荷になったのだろう


「あなたの好きな
優しさなんか
私はなくした女です」
そんなあの娘の言い訳を
だまって許した優しさが
重荷になったのだろう


soon1981(昭和56)年5月10日に開催された、第21回ポピュラーソングコンテスト入賞曲で、1983(昭和58)年3月5日にリリースされた、相曽晴日のデビューシングルです。

前年20回大会でも「トワイライト」で入賞している実力者で、この「コーヒーハウスにて」は、作詞こそ違いますが、作曲は相曽晴日自身のもので、相曽晴日らしいメロディラインと声が心地よい出来上がりとなっています。

ただこの当時の曲は、誰の影響かはわかりませんが、このような曲調であり、歌詞もこのような傾向だったと思います。

乱暴な考え方とは、重々承知していますが、ポプコンがフォーク調(ニューミュージック調)から、ロック系統に変化したのも、聴くものに飽きられた結果かも知れません。

しかしこれも乱暴な考え方と承知していますが、一連の変化により、ポプコンの意義は薄れ、終止符が打たれたとも思えるのです。

しかし、ポプコン出場者は、間違いなく「実力者」です。

この「コーヒーハウスにて」を初めて聴いたとき、改めて感じました。

相曽晴日の当時の曲が収録されたレコード(CD)は、今のところ発見されていません。

しかし「レコチョク」では、この曲が配信されていました。

当時の相曽晴日の幼い声が流れ、あの頃を思い出してしまうのです。