作詞:仲倉重郎
作曲:中田喜直
むつき はねつき つばきもち
うめの花咲さく うぐいすもち
やよい くさもち 春一番
ひしもち あられ ひなまつり
ひなまつり
うづき お花見 さくらもち
端午の節句 かしわもち
さなえ みなづき ころもがえ
長雨あけて 水ようかん
水ようかん
ふづき たなばた ところてん
プール帰りは うじきんとき
おはぎ ながつき ひがんばな
月見だんごに くりかのこ
くりかのこ
ききょう くずもち かんなづき
木枯しふいて さかまんじゅう
しわす もちつき きなこもち
あんもち焼いて おおみそか
おおみそか
1975(昭和50)年12月から翌年1月の2か月間、NHK「 みんなのうた」で放送された曲で、やまがたすみこさんと、杉並児童合唱団によって歌われました。 1年間の各月の旧名、季節の行事などを織り込みながら、その月にふさわしい和菓子を取り上げる、わらべ歌風の楽曲で、テレビ画面では、和服を着た若い女性が、様々な背景の中で和菓子を賞味する映像が流され、里親先のN.Kちゃんが、大好きだった曲のひとつでした。
昭和50年と言えば、私達は中学2年でしたが、何せ住んでいる所が、日本の最果て釧路ですから、こんな上品なお菓子には、概ね縁がなく(実際は食べていたんですけどね)ましてや和服の女性が、上品に食べているわけですから、ガキ共も憧れること憧れること。
で、京都生まれの私に、色々と聞いてくるのですが、関西の「ところてん」は、黒蜜で食べると教えると、一様に顔をしかめ、おはぎとぼた餅の区別がつかず(つぶ餡がおはぎで、こし餡がぼた餅と言っている奴もいました)
まぁとにかく、文化の違いと言うか、風土の違いは大きいものでした。
今みたいに、コンビニがあったわけでもなく、ファミレスもなく、上品なお菓子よりは、お腹がいっぱいになる「質より量」のお菓子が一番で、それはN.KちゃんやC.Kちゃん、Nちゃんも同じでした。
あの当時、私は大福餅が好きで、N.Kちゃんはドーナツ。C.Kちゃんは羊羮。Nちゃんは今も昔も、南部煎餅で水飴を挟んだもの。
いやはや、やっぱり貧乏臭いのかな…
やまがたすみこさんの声は、本当に癒やされたものでしたが、あの人も59才になるんですよね。
信じられません…