忘れ得ぬ歌ぱーと272「別れのサンバ」 | 遊遊のブログ

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別れのサンバ

作詞・作曲:長谷川清志

何んにも 思わず
涙も 流さず
あなたの 残した
グラスを みつめて一人
みんなわかっていた
はずなのに
心の奥の淋しさを ああ
わかってあげれば
別れも知らずに すんだの

きっと私を つよくだく時も
あなたは一人淋しかったのね
あなたの 愛した
この髪さえ 今は泣いている
今は泣いている 今は泣いている


soon1969(昭和44)年7月25日にリリースされた、長谷川きよしさんのデビューシングルです。

長谷川きよしさんは、緑内障のため2歳半で失明し、全盲となりました。

高校3年生のときシャンソン・コンクールで4位入賞し、この曲でデビューしました。

しかし、発売直後はあまり反響がありませんでしたが、深夜放送で流れるようになると、フォーク世代の若者から支持され、大ヒットとなりました。
長谷川きよしさんは「盲目のシンガー」と言われていますが、そのギターテクニックは素晴らしく、歌声と共に聴くものを魅了させました。

この曲がリリースされた翌月には、千賀かほるさんの「真夜中のギター」(8月10日)が発売されましたので、小学生だった私はすぐに覚えてしまいました。

しかし「真夜中のギター」は良いとして、この曲を歌うと、間違いなく大人に怒られたものです。
この曲をギターで弾けるようになったのは、中学3年の冬休みでしたが、その頃には、この曲を歌う中学生は、まずいなかったと記憶しています。

従姉がこの曲が好きで、良くギターで弾かされました(「歌は歌うな!歌は私が歌う」だそうですよ…)が、暫く弾いていない為か、指が動かないんですね。

少し前に、この曲をギターで弾いてみました。

奥さんのNちゃんは「お姉さんに、良く弾かされていたね(笑)」

いえいえ、いいんですよ。

多少のワガママを聞いてやれば、美味しい夕御飯が出てくるんですから。
今奥さんは、弾けもしないギターを抱えて、何やら歌っています。

お経にしか聴こえないのは、私の耳がおかしいから?