作詞・作曲:天野滋
1…桜ふぶき舞い落ちる
古い並木のすみっこで
待っている君のこと知っていたけど
帰る時は口づけ そっとしてねといった君を
おかしいよと おかしいよと
笑った僕でした
弥生の空 風が強くても
桜の花 風に散らないで
2…こんなに早く散る花を
前に一度おぼえてる
君と僕が別れた年のこと
花びら髪にかざして だまったままで君は
くしゃくしゃに くしゃくしゃに
顔をゆがめたね
卯月の空 風が強くても
桜の花 風に散らないで
3…さようならっていったのは
君の方だったし
後ろ姿に手をふったのは僕だったし
桜ふぶき舞い落ちる 長い並木を最後まで
とても小さく とても小さく
点になるまで
五月の空 風が強くても
桜の花 風に散らないで
五月の空 風が強くても
桜の花 風に散らないで

この年は私達は高校受験の年で、Nちゃん、N,Kちゃん、C,Kちゃん、Aさんとは、またまた同じ学校に通う事となりました。
この年の3月は、意外と穏やかな日々が続いていたと思いますが、勿論釧路は「早春」どころか「晩冬」でして、私達は合格発表は「寒いから」と言う理由で、見に行っていません。
釧路の桜開花は、大体5月中旬から下旬で、平野部では、日本で一番遅い開花になります。
ですから「入学式に桜の花」に憧れていました。
この曲を聴いたとき、友人達と共に「内地(本州)の歌だから、私らに関係ないよね…」と愚痴っていたものです。
桜吹雪と聞くと「遠山の金さん」と答えるNちゃんでしたが(現在に至るもです…)彼女と桜の鶴ヶ岱公園を、二人で歩いた記憶がありません。
先程確認してみましたが、奥さんも頷いていましたから、間違いないと思います。
理由はNちゃんが引越しした事で、バス通になった為です。
一度位は、この曲の様に二人で歩いてみたかったものですが、今年は歩いてみようかな…
釧路の雪もゼロセンチになり、ふきのとうが顔を出しています。
桜の季節まであと少し。
やっと長い冬が終わろうとしています。