赤い糸の伝説
作詞・作曲:天野滋
「人は生まれながら 赤い糸で結ばれている
そしていつかは その糸をたどって めぐり会う
しかし その糸は 細くて 弱い」
あなたと僕の 小指の糸が
ほどけない様に 結びましょ
明日の朝は 汽車に乗るあなた
別れに涙は つきものと
いやなんだ いやなんだ
やさしいあなたを ひたすら待ち
年をとる悲しい僕に なりそうな気がして
誰にも見えない 赤い糸が
二人をつなぐという
キャラメルほおばり ほほふくらませ
あなたと並んで 歩きましょ
あなたの口びる ひとさし指で
そっとふれても いいですか
だめなんだ だめなんだ
じょうだんも言えずに くだをまく
あなたが女じゃなかったら なぐってやるのに
遠く離れてしまえば 愛も
消えてしまうという
こわいんだ こわいんだ
あなたの写真を みながら
あなたが思い出になってゆく そんな気がして
手紙書くだけで 心の糸が
つながっているだろか

この曲は歌詞が難解?だったのかどうかは知りませんが、男共には不人気(あくまでも私の回りです)でしたが、女子には人気があった曲でした。
やはり「小説ジュニア」や「明星」なんかを読んで「赤い糸」を真剣に信じていた女子が多かったからでしょう。
赤い糸の伝説は、太宰治の「津軽」に出てきます。
「秋のはじめの或る月のない夜に、私たちは港の桟橋へ出て、海峡を渡つてくるいい風にはたはたと吹かれながら赤い糸について話合つた。それはいつか学校の国語の教師が授業中に生徒へ語つて聞かせたことであつて、私たちの右足の小指に眼に見えぬ赤い糸がむすばれてゐて、それがするすると長く伸びて一方の端がきつと或る女の子のおなじ足指にむすびつけられてゐるのである。ふたりがどんなに離れてゐてもその糸は切れない、どんなに近づいても、たとひ往来で逢つても、その糸はこんぐらかることがない、さうして私たちはその女の子を嫁にもらふことにきまつてゐるのである」
従姉曰く「あんたとNちゃんは『赤い糸の伝説』そのものだったね」
ほめられているのか、からかわれているのかは知りませんが、まぁ否定はしません。
今日は1日、北海道新幹線開業のニュース。
私もNちゃんも、些かウンザリでした。