忘れ得ぬ歌ぱーと256「今日は雨」 | 遊遊のブログ

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思い出の曲を、思い出と共に、気ままにアップしたブログです。

今日は雨

作詞:喜多條忠 
作曲:南こうせつ

国道沿いの 二階の部屋では
目覚めるときに 天気がわかる
今日は雨 アスファルトに流れる雨を
大きな車が 轢いて走る
一人のベットで 眠り目覚めた
僕のさびしさも 轢いて走る 今日は雨
昨日ほどお前のことを 憎んだ夜はない


昨日のコーヒー 乾いた部屋では
消えゆく星の つらさがわかる
今日は雨 窓ガラスを流れる雨が
心の中まで つたって落ちる
一人のベットで 眠り目覚めた
寒い胸の中 つたって落ちる 今日は雨
こんな日は眠ろう 眠りたいだけ
こんな日は眠ろう 眠りたいだけ


soon1976(昭和51)年2月10日にリリースされた、南こうせつさんの、ファーストシングルです。

初めて聴いた時は、まさか南こうせつさんとは思えなかったですね。

ちなみに私達の世代より上は、南こうせつを南高節と書くことが多かったと思います(私もその一人でした)

この曲の逸話を一つ。
「南こうせつのオールナイトニッポン」に、ある少女から一通のファンレターが送られてきました。
南こうせつの大ファンだが、昭和50年4月12日のかぐや姫解散コンサートに行くことができないとありました。
何故なら少女は不治の病に侵されており、この手紙は病院のベッドの上で書かれたものだったのです。
それを収録で読んだこうせつさん「何弱気な事言ってるんだ!必ず会場に来てくれよ」とラジオからエールを送ります。
だが数日後、あの少女の友人と名乗る人物から手紙が届きました。
「彼女は亡くなりました。
でも、今度のコンサートには彼女の写真を持って行きます」と書かれていた。
こうせつさんは涙ながらその手紙を読み、後日コンサートが行われます。
当時のコンサートにはラジカセを持ち寄り録音する観客が多く、コンサートに訪れた観客たちが「(録音したテープの中の)間奏中に女の子の声がする」とコンサート主催のニッポン放送に電話が殺到しました。
この話を聞いたこうせつさんは、ディレクターに頼み、会場の集音マイクの音源を確認すると、会場の喧噪を遮るように「わたしにも聞かせて」と寂しげな女性の声が入っていた……と言うものです。

こうせつさんの優しさが判ります。

今日の釧路は、1日中雨でした。

奥さんは夜と言うのに、コーヒーを飲んでいます。

明日は二人でお墓参りです。