忘れ得ぬ歌ぱーと218「はつかり号は北国へ」 | 遊遊のブログ

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はつかり号は北国へ

作詞:荒木とよひさ
作曲:穂口雄右

急ぐ旅ではないけれど
悲しみの捨て場所さがす 旅立ちです
隣の席に あなたがいれば
人もうらやむ 旅でしょう
いまの私は 心が寒い
引き止める 人もない駅のホーム
ベルの音だけが 響いて聞こえます
急ぐ旅ではないけれど
はつかり号は 北国へ


ひとりあてない旅なのに
時刻表めくるのは 何のためでしょうか
すぎゆく駅を 数えてみても
残る未練が 切れません
いまの私は 心が寒い
出迎える人もない 明日の朝は
窓の雪景色 きれいに見えるでしょう
ひとりあてない旅なのに
はつかり号は 北国へ


soon1976(昭和51)年10月10日にリリースされた、チェリッシュ19枚目のシングルです。

「はつかり」号は、上野駅と青森駅を結ぶ、東北新幹線開業前の花形特急で、特に上野駅発15時50分の「はつかり6号」は、北海道の特急「おおぞら1号」と共に、エースナンバーを与えられた列車同士の接続で(昭和53年より上りは偶数、下りは奇数に変更) 東京と釧路を24時間以内で結ぶ、一番早い列車だったのです。

それにしても、BUZZが前年の1975(昭和50)年5月10日に「はつかり5号」をリリースしていましたから、少し変な感じがしたものです。

元々は5人組だったチェリッシュですが、今では松崎さんとえっちゃんの夫婦デュオになってしまいました。

チェリッシュ (cherish) とは、英語で「大切にする」という意味ですが、グループ名の「チェリッシュ」は、アメリカのバンド「アソシエイション」の1966年のヒット曲「チェリッシュ」からとったとの事です。

この曲は、私が中学3年の時の曲ですが、受験勉強の合間に、この曲がラジオから流れると「あぁ、どこか遠くへ行きたい」と思ったものです。

そんな私は、里親に「時刻表」を買って貰って、N,Kちゃんと共に、行けるはずもない旅行プランをたてたのですが、その架空プランの中には、必ず特急「おおぞら」と、特急「はつかり」が組み入れられていました。

当時釧路から羽田空港行の直行便はあったのですが、飛行機は高嶺の花で、やっぱり国鉄がメインだったのか、国鉄以外は選択肢を見出だせなかったのか、今の中学生や高校生が聞いたら、多分笑われると思います。