忘れ得ぬ歌ぱーと203「雨が空から降れば」 | 遊遊のブログ

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思い出の曲を、思い出と共に、気ままにアップしたブログです。

雨が空から降れば

作詞:別役実
作曲:小室等

雨が空から降れば
オモイデは地面にしみこむ
雨がシトシト降れば
オモイデはシトシトにじむ
黒いコーモリ傘をさして
街を歩けば
あの街は雨の中
この街も雨の中
電信柱もポストも
フルサトも雨の中
しょうがない
雨の日はしょうがない
公園のベンチでひとり
おさかなをつれば
おさかなもまた
雨の中

しょうがない
雨の日はしょうがない
しょうがない
雨の日はしょうがない
しょうがない
雨の日はしょうがない…

soon小室等さんが、六文銭時代に発表し、1971(昭和46)年4月1日にソロデビューシングルでリリースされた曲です。

小室等さんと言えば「六文銭」のリーダーであり「フォーライフレコード」の初代社長さんでもありました。

メガネに髭面の、優しそうな顔が印象に残っています。

この曲は、私が小学4年の時(昭和46年)に、NHK「みんなのうた」で覚えました。

以後、私の愛唱歌でもあり、諦感?を教えてくれた曲でもあります。

この当時は、Nちゃんとお隣同士でした。

私は継母に徹底的に虐待されていた時で、とにかく家に帰るのが嫌でした。

家に帰って、継母と顔を合わせた途端に、殴られる、暴言を吐かれる、無視される等々、更には絶食です…

そんな中、壁一つ隔てたNちゃんのお宅には、私の虐待は筒抜けだったのですが、親権を盾に「躾の為」と退けられた時代。
当時、壁を隔ててNちゃんと、リコーダーやハーモニカの合奏、お互いリクエストしながらの歌が慰めであり楽しみでした。
そんな時に、この曲を歌ったのですが、歌詞はNちゃんが教えてくれたものです(所々間違えてはいましたが…)

その時、Nちゃんが汚い字で書いた紙片は、今でも黄色く変色して残っています。

色々な思いが詰まっているこの曲ですが、やはりこの曲で癒されたのも事実です。


昨日はバレンタインデーでした。

私はチョコレート4つ頂きました。

従姉
姪っ子

そしてNちゃんです。

みんな私を支えてくれている、大切な人たち。

昨日の釧路は雨。

また明日から真冬に戻りそうです。