忘れ得ぬ歌ぱーと201「通りゃんせ」 | 遊遊のブログ

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思い出の曲を、思い出と共に、気ままにアップしたブログです。


通りゃんせ

作詞:門谷憲二
作曲:ケメ(佐藤公彦)

さみだれ五月よ来るがよい
実らぬ恋もあるがよい
私のぬったチャンチャンコ
着る方もなく衣がえ
八月葉月の虫の音は
いとしゅうてならぬと泣きまする
母様たおれた台所
今じゃ私がおさんどん
神無十月来るがよい
私も師走にゃ雪化粧
一人すわって窓あけりゃ
いつかは情も通りゃんせ
通りゃんせ 通りゃんせ
ここはどこの細道じゃ

さみだれ五月よ来るがよい
実らぬ恋もあるがよい
憎い八卦見言いおった
三十すぎまで嫁がずと

soon1972(昭和47)年5月5日にリリースされた、Nちゃんの大ファンだった、佐藤公彦(ケメ)さんの、ファーストシングルです。
Nちゃんは、西条秀樹(かつては、にしきのあきら)何かの、ワイルドなアイドルが好きだとばかり思っていましたが、違ったみたいです…

佐藤公彦さんは1967(昭和42)年 に「ピピ&コット」結成し、1971(昭和46)年には、日本テレビ主催のコンテスト「歌のチャンピオン」で優勝し、デビューしました。(デビュー曲は「捨ててはいけないよ大切なものを」)
その後1972(昭和47)年に「ピピ&コット」を脱退し、ソロ活動を始めます。
当時の写真(ブロマイド)を見ると、あいざき進也さん彷彿とさせる、女の子のような可愛く華奢な容姿で、自ら作って歌う曲も「乙女チックな曲」のイメージが強かったみたいで、容姿だけでなく、その歌声までもが女の子っぽく、可愛く高い声でしたから、女性ファンが多かったですね。

この曲の素晴らしさは、歌詞の美しさ…日本語の美しさにと、ケメ君の中性的で、飾り気のない歌声にあると思います。

ギターを弾くようになってから、Nちゃんにせがまれて歌わされましたが、同じ高音でも、ケメ君の 声とは全く違う、かすれた声でしたので、Nちゃんに何時も文句を言われていました。

先程もギターで歌わされましたが、流石に昔のような声は出ませんから、Nちゃんも苦笑いしていましたね。

このところ、ずっと古いフォークソングを歌わされていますが、一曲歌い終わる度に、二人であの頃の想い出を語り合っています。

しかし…ケメ君も64才なんですよね。

何か信じられません。