忘れ得ぬ歌ぱーと182「折鶴」 | 遊遊のブログ

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折鶴

作詞:安井かずみ
作曲:浜圭介

誰が教えて くれたのか
忘れたけれど 折鶴を
無邪気だった あの頃 今は願いごと
折ってたたんで 裏がえし
まだおぼえてた 折鶴を
今 あの人の胸に とばす 夕暮れどき
「わたしは待っています」と伝えて
いつでも きれいな夢を
色んなことが あるけれど
それは誰でも そうだけど
悔いのない青春を 詩って歩きたい


誰に教ったわけじゃなく
忘れられない面影を
これが恋と気づいた そよ風の季節
会って別れて会いたくて
白い指先 折鶴に
人に言えない想い 託す夕暮れどき
「わたしは大好きです」と伝えて
小さな夢が 燃えてる
泣いて笑って 明日また
それはいつでも そうだけど
青い空の心で あなたを愛したい


soon1972(昭和47)年8月25日にリリースされた、千葉紘子さんのヒット曲です。

千葉紘子さんは、全国カンツォーネコンクール優勝などを経て、1971(昭和46)年に歌手デビュー。翌年「折鶴」が大ヒットしました。短大卒業時に中学校教員免許を取得しており、1983(昭和63)年からボランティアとして少年院の「篤志面接委員」を務め、刑務所への慰問活動でもよく知られています。

この曲は、児童相談所に入所してから、お姉さん方が歌っているのを覚えました。

施設に移ってからも、お兄さん、お姉さん方は、よく歌っていたと思います。

C,Kちゃんもこの曲が好きで歌っていましたが、クラスで歌っている児童は、よく覚えていません。
C,Kちゃんがこの曲を好きなのは、自分の名前に通じるからと言うことらしいですが、施設のお兄さん、お姉さんは、施設っ子故の、伝えられない想いを、この歌に重ねていたのだと思います。

里子に行ってからは、里子先のお母さんかよく歌っていましたし、N,Kちゃんも歌っていました。

ただ私は、お兄さん、お姉さんの気持ちを考えると、歌うことを憚られたのです。

昭和52年12月1日に、N,Kちゃんが亡くなったあとの事ですが、お母さんから「あのこの子の遺影の前で歌ってあげて…」と言われ、Nちゃん、C,Kちゃん、I,Kちゃんと共に、声にならない声で歌ったものでした。

以後私は、人前でこの曲を歌うことは、全くありません。