作詞:松本隆
作曲:杉田二郎
氷河のようだね この街は
やさしささえ凍えつくよ
だけど君に逢えた 夕陽に肩を寄せて
あたためあおうよ
恋人よ愛は 残された箱舟のようだ
淋しい夜には 君は微笑みで
行きぬく勇気をくれるかい
あー僕たちの 明日を探そう
青春の海は 果てしない
ふたりならば漕いでゆける
君よ 目覚めたなら 夜明けの青い風を
追いかけてゆこうよ
恋人よ愛は 残された箱舟のようだ
人は淋しいね 心の支えを
失くせば溺れてしまうだろう
あー僕たちの 明日を探そう
恋人よ愛は 残された箱舟のようだ
裏切ることより 信じ合うことだ
ひと足ずつ今 歩こうよ
あー僕たちの 明日を探そう
春をめざして 飛ぶ小鳥
仲間たちがふえてゆくよ
今は君を抱いて 朝陽に包まれよう
春をめざして 飛ぶ小鳥
仲間たちがふえてゆくよ
今は君を抱いて 朝陽に包まれよう…
僕たちの箱舟は 1976昭和51)年12月1日にリリースされた、杉田二郎さんの曲で「三男三女婿一匹」の主題歌です。「三男三女婿一匹(第1シリーズ)」は、1976昭和51)年10月5日から、1977昭和52)年4月19日までの全29回放映され、毎週火曜日21時からの1時間番組でした。
丁度私が中学3年から、高校入試にかけての番組でしたので、里子先で見ることが出来ました(施設の就寝は21時)
アルペジオ主体の曲ですので、里子先のN.Kちゃんや、Aさんなんかとよく歌っていました。
私は当時受洗はしていませんでしたが、入所施設がキリスト系の施設であった事と、里子先もカトリック信者と言う事で、キリスト教を信じていました。
したがって、箱船=ノアの箱船が思い浮かぶのですが、松本さんの詞は、決して宗教に囚われず、純粋に青春の苦悩や愛を、美しく表現されています。
杉田二郎さんの力強い歌声も素敵でした。
私とN.Kちゃんは、翌年に控えた受験に向けて、この曲をも励みにして(私は嫌嫌…)机に向かっていたのでした。