忘れ得ぬ歌ぱーと102「サルビアの花」 | 遊遊のブログ

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サルビアの花

作詞:相沢靖子
作曲:早川義夫

いつもいつも思ってた
サルビアの花をあなたの部屋の中に
投げ入れたくて
そして君のベッドに
サルビアの紅い花しきつめて
僕は君を死ぬまで抱きしめていようと
なのになのにどうして他の人のところへ
僕の愛の方がすてきなのに
泣きながら君のあとを追いかけて
花ふぶき舞う道を
教会の鐘の音はなんてうそっぱちなのさ

とびらを開けて出てきた君は
偽りの花嫁
ほほをこわばらせ僕をちらっと見た
泣きながら君のあとを追いかけて
花ふぶき舞う道を
ころげながらころげながら
走りつづけたのさ


soon1972(昭和47)年、青山学院大と短大に在学中の女子大生のグループ「もとまろ」が発表した曲です。

メンバーは
海野圭子さん
やまだますみ(坂東三寿珠)さん
織間千佳子(花柳喜満)さん
の3名で、やまださんと織間さんは日本舞踊の名取でもあります。

「ヤング720」のスタッフから、番組内のフォークグループ勝ちぬき歌合戦に参加することを勧められ、4週勝ちぬいたもとまろは5週目で歌う曲がなくなりました。そこでメンバーでフォークに詳しいやまだますみさんがこの「サルビアの花」を選び、そのテープがニッポン放送の深夜番組「コッキーポップ」で流れると、リクエストが殺到。レコード化となったものです。

第3回 ポピュラーソングコンテスト(当時は「'71 作曲コンクール」という名称)での入賞曲。

高校時代相沢靖子さんの仲間でロックグループ「ジャックス」のメンバーだった早川義夫さんが作曲しています。

今聴くと、完全に「ストーカー」とでも言うのでしょうかね…

ただ映画「卒業」の影響は受けている様な気はしますが。

この曲は、作曲と歌う人を間違えたら、多分悲惨な事になっていたのではないかと思いますが「もとまろ」の語りかける様な、そして寂しそうな歌声が、作曲とマッチしています。

中学になっても、この曲はあまり歌うことはなかったのですが、後年Nちゃんが結婚した時、この曲を思い出し落ち込んでしまいました。

その意味で「忘れ得ぬ歌」なのです。