作詞:相沢靖子
作曲:早川義夫
いつもいつも思ってた
サルビアの花をあなたの部屋の中に
投げ入れたくて
そして君のベッドに
サルビアの紅い花しきつめて
僕は君を死ぬまで抱きしめていようと
なのになのにどうして他の人のところへ
僕の愛の方がすてきなのに
泣きながら君のあとを追いかけて
花ふぶき舞う道を
教会の鐘の音はなんてうそっぱちなのさ
とびらを開けて出てきた君は
偽りの花嫁
ほほをこわばらせ僕をちらっと見た
泣きながら君のあとを追いかけて
花ふぶき舞う道を
ころげながらころげながら
走りつづけたのさ

メンバーは
海野圭子さん
やまだますみ(坂東三寿珠)さん
織間千佳子(花柳喜満)さん
の3名で、やまださんと織間さんは日本舞踊の名取でもあります。
「ヤング720」のスタッフから、番組内のフォークグループ勝ちぬき歌合戦に参加することを勧められ、4週勝ちぬいたもとまろは5週目で歌う曲がなくなりました。そこでメンバーでフォークに詳しいやまだますみさんがこの「サルビアの花」を選び、そのテープがニッポン放送の深夜番組「コッキーポップ」で流れると、リクエストが殺到。レコード化となったものです。
第3回 ポピュラーソングコンテスト(当時は「'71 作曲コンクール」という名称)での入賞曲。
高校時代相沢靖子さんの仲間でロックグループ「ジャックス」のメンバーだった早川義夫さんが作曲しています。
今聴くと、完全に「ストーカー」とでも言うのでしょうかね…
ただ映画「卒業」の影響は受けている様な気はしますが。
この曲は、作曲と歌う人を間違えたら、多分悲惨な事になっていたのではないかと思いますが「もとまろ」の語りかける様な、そして寂しそうな歌声が、作曲とマッチしています。
中学になっても、この曲はあまり歌うことはなかったのですが、後年Nちゃんが結婚した時、この曲を思い出し落ち込んでしまいました。
その意味で「忘れ得ぬ歌」なのです。