作詞:喜多条忠
作曲:南高節
貴方は もう忘れたかしら赤い手拭 マフラーにして二人で行った 横町の風呂屋
一緒に出ようねって 言ったのに
いつも私が 待たされた
洗い髪が芯まで 冷えて
小さな石鹸 カタカタ鳴った
貴方は私の 身体を抱いて冷たいねって 言ったのよ若かったあの頃 何も怖くなかった
ただ貴方のやさしさが 怖かった
貴方はもう捨てたのかしら
二十四色のクレパス買って
貴方が描いた 私の似顔絵巧く描いてねって 言ったのに
いつもちっとも 似てないの
窓の下には 神田川
三畳一間の 小さな下宿
貴方は私の 指先見つめ
悲しいかいって きいたのよ
若かったあの頃 何も怖くなかった
ただ貴方のやさしさが 怖かった
1973(昭和48)年秋に発売された、南高節とかぐや姫の大ヒット曲です。 元々は、アルバム「かぐや姫さあど」の一曲でしたが、ラジオで放送されるやリクエスト殺到、急遽シングル化されたと言う、かつての「帰ってきたヨッパライ」に似た逸話があります。
劇画「同棲時代」との共通点を多く持つ「若い男女の同棲」という設定ですが、これは喜多条さんの体験を詞にしたものと言われています。
当然この曲も、日活で映画化されましたが、勿論私は見ていません。日活映画館に入った日には、オモクソヤキが入りますから…
あぁ、せめて花の応援団位は観たかった。
丁度中学に入った頃、かぐや姫がブレイクしましたので、やはりフォークギターを弾いている奴はかぐや姫でしたね。
拓郎派、陽水派とか色々ありましたが、私はかぐや姫派でした。
神田川はハンマーリングやプレリングオフを多用すると、なかなか滑らかに聴かせる事が出来ました。
しかし、私がそれによって女子にモテた事はありませんでした。
私のギターの回りには、Nちゃん、N.Kちゃん、Aさんと言った少数の女子だけでした。
後にNちゃんと旅行したとき(三浦半島の旅)神田川も見に行きましたが、想像と違い、コンクリートのドブ川であったことには、愕然としました。
が、回りはアパートが立ち並び、若い男女が歩いているのを見て、自然とNちゃんと手をつないでいました。