忘れ得ぬ歌ぱーと99「赤ちょうちん」 | 遊遊のブログ

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思い出の曲を、思い出と共に、気ままにアップしたブログです。


赤ちょうちん

作詞:喜多条忠
作曲:南こうせつ

あのころふたりの アパートは
裸電球 まぶしくて
貨物列車が 通ると揺れたふたりに似合いの 部屋でした
覚えてますか 寒い夜
赤ちょうちんに 誘われておでんを沢山 買いました月に一度の ぜいたくだけど
お酒もちょっぴり 飲んだわね

雨が続くと仕事もせずに
キャベツばかりをかじってた
そんな生活(くらし)が おかしくて
あなたの横顔 見つめてたあなたと別れた 雨の夜
公衆電話の 箱の中
ひざをかかえて 泣きました
生きてることは ただそれだけで
哀しいことだと 知りました

今でも時々雨の夜
赤ちょうちんも濡れている
屋台にあなたが いるような気がします
背中丸めて サンダルはいて
ひとりで いるような気がします


soon1974(昭和49)年かぐや姫の6枚目のシングルで、「神田川」に続く「四畳半三部作」の第2弾です。
この曲も、日活映画より秋吉久美子さんが主演で映画化されましたが、何故か山本コータローさんは出演していて、かぐや姫メンバーは、誰も出ていないと言う奇妙な作品。
ついでに言うなら、劇中には「赤ちょうちん」も「屋台」も出てきません。

中学の時、クラスでNちゃん達とギターを弾いていたときでした。
「かぐや姫の歌って、ハッピーエンドはないんだべかね…」
とのNちゃんのつぶやき。
言われてみると、確かにハッピーエンドは…?

では何故にかぐや姫の歌が流行ったのでしょう。
学生運動も終わり、安らぎを求めて同棲したが、夢と現実の乖離に、お互いついていけなかったのでしょうか。

私ごときが答えを出せる訳もありませんが、ひとことで言うなら「そう言う時代」だったのでしょう。

そんな私も×
Nちゃんも×

たまに行くカラオケで、彼女にリクエストされて、かぐや姫を歌ったりしています。