忘れ得ぬ歌ぱーと67「ガイコツの唄」 | 遊遊のブログ

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ガイコツの唄
作詞・作曲: 岡林信康

(姉は淫売妹は芸者
末のチョロ松ァ博打打ち兄キャ火葬場で骨拾い
おいら上野で煙草(もく)拾い
こんな一家に誰がした…)
1…ガイコツがケラケラ笑ってこう言った
どうせ てめぇらみんなくたばって オイラみたいになっちまうんだから誰が偉いもあるもんか どうしてそんなにでっかい面をやりたがるのか
聞かせておくれよ ええ歳さらしてプロレスごっこの 政治家先生

2…ガイコツがケラケラ笑ってこう言った
どうせ てめぇらみんなくたばって オイラみたいになっちまうんだから損も得もあるもんけ どうしてそんなにえげつなく儲けたがるのか
聞かせておくれよ ヨダレたらして戦争待ってる資本家先生
 
3…ガイコツが真面目な顔してこう言った
どうせ みんなみんなくたばって
オイラみたいになっちまうんだから
誰がマジメもあらへんにゃ どうしてそんなにマジメな顔して
人間やめて機械になってる 月賦に追われてよたよた歩きの 労働者の皆さん
 
4…ガイコツがマジメな顔でこう言った
どうせ みんなくたばって オイラみたいになっちまうんだから
せめて命のある間 つまらぬことにウロウロしないで
大事に大事に使っておくれよ 一度しかない おまはんの命


soon1968(昭和43)年、岡林信康さんの曲で、勿論「放送禁止」指定です。

放送禁止になる理由には以下の理由があります。
(1)性的な問題(セックスや性器などを連想させる曲名、歌詞)
(2)差別的な問題(貧困、部落、障害者、人種、宗教、職業、性などについいての差別)
(3)政治的な問題(反体制的な歌詞、曲名、他国への政治的干渉、社会的秩序の混乱を招く内容など)

この曲は(2)と(3)に該当しますが、やはり目をつけられた部分は、前口上のセリフ(姉は淫売妹は芸者…)の部分でしょう。

但し「発売禁止」ではない為に、レコード屋さんでは売られていました。 (チューリップのアップリケや手紙も同じ)

私はこの歌、小学校入学の頃…すなわち発売とほぼ同時に知っていまして、学校で歌っては先生に怒られ、親にも怒られていました。
勿論意味など全く知りません。
回りの大人曰く「アカの歌は歌うな!」

当時は釧路でも70年安保とリンクして、学園紛争が起こっていた時代でした。