作詞:伊東アキラ
作曲:小林亜星
1…京都嵯峨野の 直指庵
旅のノートに 恋の文字
どれも私に よく似てる
嵯峨野笹の葉 さやさやと
嵯峨野笹の葉 さやさやと
2…雨の落柿舎 たんぼ道藪の茶店で 書く手紙
きのう別れた あの人に嵯峨野笹の葉 さやさやと
嵯峨野笹の葉 さやさやと
3…朝の祇王寺 苔の道
心変わりを した人を
責める涙が 濡らすのか
嵯峨野笹の葉 さやさやと
嵯峨野笹の葉 さやさやと
さやさやと

「タンポポ」は宮村保志子、三代(みつよ)姉妹によるフォークデュオで、当時の姉妹デュオである、史上最年少松田まみ、りか姉妹 による「チューインガム」や、伊豆丸礼子、幸子姉妹による「ウイッシュ」等と共に、素敵なハーモニーを届けてくれました。
この曲は、言うまでもなく、京都嵯峨野の風景を歌いこんでいますが、蛇足ながら
○直指庵=じきしあん 女性の駆け込み寺、尼寺
○落柿舎=らくししゃ 松尾芭蕉の弟子向井去来の居跡
○祗王寺=ぎおうじ 祗王が尼となって住んだ尼寺
でございます。
と言うのも、関西ではCM曲にもつかわれたのですが、それ以外の地域では、知る人ぞ知る的な曲でして、当時のラジオ番組でも、取り上げられるのが少なかった様な気がします。
私が中学2年の曲ですが、一応京都出身と言うことで、この曲を聴いた奴等が聞きに来るんですよ。
「嵯峨野ってどこ?」
「直指庵(ちょくしあん)て何?」
「落柿舎って?」
「祇王寺と金閣寺は近いの?」
私は京都出身とは言っても、舞鶴市出身で、確かに鳥居本(化野)に親戚はいるけど、5才の時に北海道来とるから、あんまりわからへん!
と言っても、田舎のくそガキ共は容赦なく質問してきました。
ちなみにこの質問を一番先に、しかもしつこくしてきたのは、幼なじみのNちゃんです。
何でも「旅のノート」の存在を知っていたみたいです(何故知ったかは不明…)
高校の修学旅行は京都でしたので、Nちゃんと同じクラスだった私は、タダで嵯峨野を案内させられております(しかも化野念仏寺参道茶屋で団子までたかられた)
私は静かに嵯峨野を歩きたかったのですが…
そう言えば「旅のノート」も5000冊を越えたとか…
ちなみに私もNちゃんも、「旅のノート」に記しています。