コロナに打ち勝つ最後の砦【いすみモデル】 | いすみ市議会議員 久我つかさオフィシャルブログ

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未来を創る為に活動する『久我つかさ』の人生を綴ります。
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皆様、こんにちは。

久我つかさです。

 

現在、千葉県は緊急事態宣言中ですが、いすみ市においても多くの陽性者が発生しています。

昨年から今年6月までの陽性者は86名でしたが、7月から9月5日の間に確認された陽性者数は196名と、爆裂的に陽性者数が増加しています。

 

そのような状況ですが、いすみ市では、太田市長を中心に、医師、いすみ医療センター、保健所と協力しながら独自の感染拡大防止策を進めてきました。

そして、この度、『早期検査、早期治療による重症化予防で市民の命を守る』為に、【いすみモデル】の運用を開始致しました。

 

具体的には、地域で市民・行政・医療一体化の仕組みをつくり、①早期検査、早期発見 (いすみ医療センターコロナ特別検査室)、②早期治療 (いすみ市コロナ在宅支援センター)を実施する事により、未治療のまま在宅療養する方や重症化しても入院できない方をなくし、市民の命を守る事を目的とするモデルです。

 

①早期検査、早期発見

いすみ市では、令和2年6月に「いすみ医療センターコロナ特別検査室」を設置し、出来るだけ早く陽性者を見つけ、早め早めに手を打つことで感染増加を防いできました。

 

いすみ医療センターコロナ特別検査室では、【PCR検査、抗原定量検査、ウイルス量測定、変異株判定】を実施しており、1日最大300件の検査をする能力を有し、その結果は即日判定されます。

いすみ市では、市民に対し積極的な検査の呼びかけを行い、発熱などがあった場合は発熱外来受診ののち、迅速に検査を受ける事が可能です。また、感染の疑いがある場合には、濃厚接触者と判定されなくても積極的に検査を実施し、ドライブスルー検査の為安心して検査を受ける事が可能です。

 

 

 

更には、検査を受けて陰性だった場合でも、1週間後に再度検査を実施し、検査漏れや、検査をすり抜けた微量なウイルスの増加にも対応しています。それだけではなく、今年の8月より、独自の毎週日曜日出前検査(ふれあい会館など公共施設でのドライブスルー検査)を実施しています。

 

これらの早期検査により、早期に陽性者を発見する事が可能。感染拡大を抑えると共に、早期に治療を開始する事が可能となります。

 

 

②早期治療

いすみ市では、9月1日に、「いすみ市コロナ在宅支援センター」を開設致しました。

 

いすみ市を含む夷隅地域におけるコロナ病床は、「いすみ医療センター」の20床限りであり、重症者対応病床はありません。

今までは、感染者は原則入院隔離をしてきましたが、感染拡大に伴い、病床が足りなくなる可能性が高い事から、在宅療養を併用する地域システムを構築する必要が生じます。

 

そこで、いすみ市では在宅療養者の医療・生活支援のため、医師会・いすみ医療センター・保健所の協力を得て、「いすみ市コロナ在宅支援センター」を設置し、在宅療養者を一元管理し、漏れの無い管理と支援により市民の命を守る体制を作りました。

 

支援センターの構成員は医師(非常勤)1名、保健師・事務職各1名の計3名で、下記の流れで管理と支援を行います。

 

①感染者は 症候・ウイルス量・変異株型・CT所見等に基づく医師の判断により、外来にて初期治療(抗ウイルス薬・抗炎症薬投与)を受けたのち在宅療養、もしくは いすみ医療センターに入院し重症化予防治療を行う。

 

②在宅療養者に対し、パルスオキシメーターの貸出を行うと共に、医師会と連携してオンライン診療、電話診療により健康状態を継続確認。

 

③在宅療養中 病状により いすみ医療センター外来にて重症化予防治療を行うと共に、増悪時にはいすみ医療センターへ入院する。

 

④保健所・いすみ医療センターコロナ特別検査室と連携し、感染経路調査・一斉検査による感染拡大阻止を図る。

 

⑤在宅療養者の感染隔離継続の為の生活支援を行う(買い物代行、個別相談等)

 

⑥感染拡大を防ぎ、地域の医療を守るためには、市民の理解・協力が必須であり、正確・迅速な情報提供を行う。

 

※初期治療、重症化予防治療は 感染早期でないと効果が薄い事から、市における感染状況の「見える化」(地域別・年代別・時系列による感染状況等)により感染回避行動への誘導等を行う。

 

市によると、初期の運用では、大部分の感染者が初期治療後の在宅療養において重症化しないまま隔離解除となる為、入院者の大幅減少につながったとの事でした。

 

この【いすみモデル】については、9月3日に記者会見が開かれ、マスコミでも報道されています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/da5f295ff7357bfeb13cfc95f3b49ef89c51d4e8

 

いすみ市をはじめ地方では、元々医療体制が整っていない事が多く、コロナ過において住民は大きな不安を抱えていました。

 

いすみ市においては、新型コロナ発生初期から、太田市長のリーダーシップにより多くの感染症対策を実施しており、経済支援を含め多数の政策が実行されてきました。近隣自治体の方からも、いすみ市のコロナ対策は手厚くてうらやましいとの意見を聞く事も沢山ありました。

 

ワクチン接種に関しては、他自治体よりも遅いと報道された事から苦情もありましたが、市役所職員の皆様はじめ関係者の尽力により着々と接種が進んでおります。

 

今、市政において最重点事項は、やはりコロナ対策です。

コロナ対策において、太田市長の手腕は確かであり、私も信頼しています。

 

もちろん、市政においてはコロナ対策だけではなく色々な課題もあり、多くの案件が平行して進んでおりますが、それらも含め、太田市長を支えていきたいと考えています。

 

医師はじめ医療関係者の皆様、太田市長、小路県議、保健所の皆様、市職員の皆様はじめ、コロナ対策にご尽力されている皆様に心から感謝を申し上げますと共に、困難な状況の中で頑張られている市民の皆様に心からの応援の想いを贈らせて頂きます。

私も、自分の立場で出来る限りの事を、いや出来る以上の事を頑張らせて頂きます。

『いすみを一つに』

市民みんなで力を合わせて、この難局を乗り切りましょう!