本日の午前中は、いすみ市役所にて開催された『いすみ市の高校を考える懇談会』に出席させていただきました。
６月より視察を合わせて７回の会議を経て、いすみ市の高校合併に関する内容がほぼ決定いたしました。
いすみ市にある県立大原高校、県立岬高校、勝浦市にある県立勝浦若潮高校の３校が統合されるという千葉県の決定に伴い、一年間は地域の声を聞いてくれるという事で、いすみ市は本懇談会を立ち上げ、太田市長を座長として１７名の委員と数名のオブザーバーで話し合いを進めてまいりました。
大原、岬高校の校長先生やいすみ市小中学校の各校長会長、市議会議長や議員の中に混じって会議に出てまいりましたが、皆様活発に意見を出し合い、本決定に至りました。
市長と市職員の皆様が本気になって懇談会を作ってくれましたので、県もその情熱を無視することが出来ず、多くの要望を真摯に受け止めてくださいました。
このような動きは、とても素晴らしい事であると思います。
いすみ市、結構やれます！
結論としては、３校は一つに統合され、４系列の総合学科の高校として再編されます。
本校を現大原高校とし、１年次は総合的な学習を全員受け、２年次から希望の系列の勉強に進みます。
決定した系列は、普通系列（進学、公務員試験対策など）、園芸系列、生活福祉系列、海洋水産系列です。
園芸系列は、現岬高校の実習場と一部校舎を使い、教科によって本校と現岬高校の移動が伴います。
また、海洋水産系列は、現勝浦若潮高校の実習施設を使用するため、大原本校から勝浦まで移動をする必要があります。
正直、距離的に無理が生じると思われますが、諸条件によりこのようになります。
当初の千葉県案である６系列総合学科から、いすみ市としては２～３系列にすべきであると提案してきましたが、最終的には４系列として決定いたしました。
統合自体に反対する声はとても多く、署名もたくさん集まりました。
ですが、子供人口減少や、学校自体の定員割れの状況を考えると、私は統合せざるをえないと考えています。
決まった以上は、より良い高校を作っていくしかありません。
教育の質を高めるとともに、正直あまり評判の良くない生徒の素行を変えていく必要があるでしょう。
教育に関しては学校に任せるしかありませんが、より良い学校とより良い教育、より良い成長を見守っていくために、今後も市民による応援団が必要であると感じています。
子供たちは地域の宝です。
県立高校、市、そして市民が一体となって、子供たちを最高度に輝かせる方法を考えなければなりません。
私の子供がこの新設高校に入学するかどうかはわかりませんが、いすみ市民として、また、この統合問題に委員として関わった身として、責任を持って統合学校を見守ってまいります。
もし、なんらかの応援団のようなものが出来るのであれば、ぜひ積極的に参加をしていきたいと考えています。
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