僕の母の実家は、勝浦市です。
日蓮上人が誕生した小湊の隣にある勝浦市だけに、日蓮宗のお寺が多いです。
という事で、母の実家は日蓮宗でした。
仏教と仏像、そして寺院に興味を持った僕は、勝浦へ行くと、仏壇を眺めるようになりました。
そこには仏像は無く、代わりに日蓮上人の像と、南無妙法蓮華経と描かれた掛け軸のような物があったように記憶します。
身近な日蓮宗に興味を持った僕は、誕生寺に行ったときに、お経を買ってもらいました。
読み仮名つきで、小学生にも読めました。
当時、僕の家は共働きで、子供の面倒を見るために、おばあちゃんが来てくれていました。
月曜の朝に一宮に来て、土曜日に勝浦へ帰るスケジュールで、勝浦の山奥と一宮町の、バスと電車での往復。
今思うと、本当に大変だったと思います。
おばあちゃんがいてくれたおかげで、丸嶌家（旧姓です）の子供達は元気に育ちました。
おばあちゃんには感謝感謝です。
平日はだいたいおばあちゃんと寝ていましたが、あるとき僕は、お経を唱えてもらうように頼みました。
おばあちゃんは、あの長いお経をきっちりと暗記していました。
カセットに録音してもらい、たまに聞いたりもしていました。
ただ、意味がまったくわからず、不思議な呪文のように感じていたのを憶えています。
子守唄の代わりに、お経を聞いて眠る子供。
今思うと、ちょっとだけ変人ですね(;^_^A
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