楽しさから一転… | エルコのブログ ~ドイツはライン川のほとりで~

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ドイツはライン川の近くに住むエルコが、日常の風景をお届けします

私たち夫婦の共通の楽しみは、中世のイベントに行くこと。

娘が生まれる前は、イベントが開催される度に遠くても行っていましたが、娘が生まれてからはそう頻繁に行くこともできず、少し大きくなってから遠出ができるようになったと言っても、さすがに片道3時間とかでは行かれません。

なるべく2時間以内で着けるところを探して行くようにしています。

 

今回行ってきたところはBottropという、うちから大体130㎞くらい離れた町でした。

 

車に乗っていると、「今、走ってるのは何ていう道?」「今走ってるのはアウトバーン?」としきりに聞いてきますし、後どのくらい?というのは娘も例に漏れずしつこく聞いてくるので、着く前にげんなり。

 

今回のイベントは町の中にある教会の前の広場で開催されたので、本当に小規模でした。

 

それでも興味を引くものはあったのでゆっくり見たいなと思っても、娘に合わせて娘のしたいことに付き合わなければならず、自分たちのことは後回し。

 

最初に見つけたフェイスペインティングに興味津々だったので、並んでいる人もそんなに多くなかったため、やらせてあげることにしました。

こんな感じにやってくれるみたい

 

「どれが良いのか決めた?」と聞くと、間髪入れずに「スパイダーマン!」

 

後ろの女の子や他の女の子は「蝶々が良い」とか「ユニコーン」、「マーメイド(っぽいやつ?)」と答えているのに、うちの子はスパイダーマン。

夫婦揃って、「うん、うん。そうだよね。それでこそうちの子だ」と頷くのでありました。

 

初めてのペイントでドキドキ

でも、すっごくおとなしく座っていました。

 

ご満悦

 

この隣にあったボウガンで的を射るゲームをして、綿菓子食べて

 

鏡を見つける度に覗き込んで、こんな感じにニコニコ(よっぽど気に入ったんだねぇ)

 

回転するブランコに乗りました。

 

かつて行ったことのあるイベントでは、このブランコを手動で回していて趣があるなぁと思ったんですが、今回は電動でした。

 

この後有志たちによる寸劇(喜劇)を見て、さてどうしよう??

こんなに小さいとは思っていなかったので、思いの他時間が余ってしまいました。

 

それなら、日曜日でもお店が開いているからちょっとブラブラしよう!となり、通りを抜けると移動遊園地(キルメス)を発見!

娘が大好きで大好きで、仕方のないもの。

この日の朝も、「キルメスに行きたい!次はいつ?」「来年まで待たないとないよ」なんて話をしていたので、それはもう、大喜び。

 

乗り物のメリーゴーランドの4回券を買って、4回立て続けに乗りました。

 

見よ!このチョイス!

 

他にピンクのヘリコプターとか、かわいらしい馬とかがあるのに、これ。

青い車に乗りたかったのに先に乗られてしまったので、わざわざ1回見送ってから乗るという執念。

 

何というか、モロに親の(特に私の)影響を受けているようです。ははは

 

 

その後、クレープを食べたりクルクル螺旋状に切ったジャガイモのフライを食べたり、くじを引いたりして、最後はゴムで釣り上げてもらうトランポリンで締めくくりました。

 

こちらのイベントは大きなもので、知っていたら最初からこっちに来たのになぁと、ちょっと残念です。

まだいたいという娘を説得して(帰るのにも1時間半かかる)、家路に着きました。

 

いやぁ、楽しかったようで、良かった良かった。

 

 

だったんですが、家に帰ってすぐにシャワーを浴びて寝る準備をしなければなりません。

シャワーを浴びている時に、ぎゃーーーーーーーーっっっ!!!!!!!!!!!!という娘の悲痛な叫び声。

 

何だ、何だと覗いてみると、シャワーで顔のペイントが落ちてしまったんです。(顔も洗いますからねぇ)

息ができないほど泣いてしまいました。

 

大人にとっては顔を洗えば落ちるのは当たり前のことだったので、何にも考えずに洗ってしまった夫。

泣き止まない娘に対し「泣き止まないなら、今度見つけてもやらせないよ」と脅しともとれる発言をします。

 

聞き捨てならねぇ

 

すぐさま間に割って入り、娘の気持ちを受け止めるべく「このメイク、気に入ってたんだもんね」「落ちちゃって悲しいね」など、気持ちを代弁しつつ宥めなければなりません。

 

普段泣かない娘が、10分ほど大泣き。

折角楽しい気分で帰って来たのに、すぐさまシャワーで台無しになりました。

かわいそう。

 

でも、行ったのが土曜日だったら日曜日まで洗わないでいても良かったんですけど、日曜日だったので次の日は幼稚園。メイクをしたままで行くことはできません。

いずれにしても落とさなければならなかったことを説明して、何とか落ち着いてくれました。

 

やってもらう前に「家に帰ったらシャワーで、洗ったら落ちちゃうけどそれでも良いの?」なんて言えませんし(言ってもどうせ忘れちゃうだろうし)、どうしたら良かったんでしょうね。

そのまま寝て、次の日に枕にべったりと色が付いていて、顔のメイクは見るも無残になりかねませんし。

 

楽しさから一転、メチャクチャ悲しい夜になってしまいました

 

すまん…