院の前を歩く患者さんを"捕獲"せよ! | 治療院における経営、集客ノウハウを公開 / 工藤謙治(クドケン)からのメッセージ

治療院における経営、集客ノウハウを公開 / 工藤謙治(クドケン)からのメッセージ

整体院、整骨院、マッサージ、鍼灸院など治療院経営で悩んでいるあなたに正しい経営の考え方、ノウハウをお届けします。

From 中野北口のマンガ喫茶より


こんにちは、工藤です。


本日は、院前集客をちょっと
深めにお伝えします。


患者さんを捕獲というと
とても治療家さんからみると
聞こえが悪いと思います。


イメージを持ってもらうために
あえて捕獲という強い言葉を
本日は使わせていただきます。



多くの治療家さんは

「患者さんは悩んでいる時、
 不調を感じているときに
 自ら治療院にやってくる」

という、基本的には
待ちの姿勢です。


まさに病院のように
ただ待っているだけです。


それが理想形です。


はい、本当に理想です。


でもこれだけできちんと経営できる
治療院がどれだけあるでしょうか。


現実を見ましょう。


病院とは違い治療院を含む
類似業種は溢れています。


いま現在でもライバルは
増え続けています。



クイックマッサージや
謎の外人が揉んでくれる整体、
リラクゼーションや
足裏、ストレッチなど


同じような体に不調を抱える人を
奪い合っています。



治療家さんの本心としては
単なる腰痛や肩こりよりも
ちょっと難しい不調や痛みを
治すことで治療家としての
やりがいを持ちます。



しかし、実際多くの治療院の
患者さんの層を見ると
肩こり、腰痛をメインとして
ひざ痛、頭痛など特定の
症状に集中します。



まさに、様々な類似業種が
奪い合っている層です。



病院ほどの認知とブランドは
残念ながら多くの治療院には
まだ確立されていません。


だから治療院というものを
正しく捉えている人は少ない。



事実、治療院という業種を
正しく認識している割合は
10%程度だと言われています。



まずは治療院業界が
ごく普通のメインターゲットとなる
一般人からどう見えているのか
イメージすることが大事です。


ついつい治療家さんは
治療院にやってくる患者さんだけ
見ているので一般人視点を
見落としてしまいます。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■ポイント


治療院のターゲットは
治療院以外の類似業種と
常に奪い合っているということ



一般人から治療院への
視点を常に忘れない


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



ということでお伝えしたいのは


患者さんは治療院が捕まえてくるもの。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

という意識が重要です。




治療家さんは受け身です。


患者さんは自然とやってくるもの
それが治療家としても理想。


↓↓↓


患者さんは捕まえに行くもの
適切にお金を出して集めるもの





集まる、自然とやってくる


↓↓↓

集める、捕まえに行く



という意識がないと
現実問題これからは
なかなかうまくいきません。



先生の治療院がもし新規が
足りないと感じているならば
この"患者さんを自分から
捕まえる意識"を持たないと
新規捕獲競争に敗れてしまいます。



もちろん、すでに地域で
ブランドを確立して
治療院としての理想を
体現しているならば



それはそれで素晴らしいです。
そのままでいいと思います。



あくまで理想は病院のように
待ちの姿勢でも繁盛すること



でも、現実は捕まえる意識を
しっかりと持たないと
うまくはいかないということ。





はい、では前置きが長いですが
院前の捕獲についてお伝えします。



院の前を歩く見込み患者さんを
いかに自分の院の患者さんにするか。



ただ看板を出していても来ません。



いかに引き込んでいくのか。
そこには『仕掛け』が必要です。



1、目立つ

⇒そこに治療院があることを
 認知してもらう


2、興味を持ってもらう

⇒院に対して意識を
 向けてもらいます


3、行動してもらう

⇒電話予約してもらう
 院内に入ってきてもらう


このステップです。



対策はいくつかあります。


・目立つファサード

・ブラックボード

・のぼり

・院前でのハンディングチラシ

・カッティングシート

・ガラス張りで雰囲気を伝える


ここに一工夫があれば
よりいいと思います。



本日提案するのは2つ


・声かけをする

・今施術を受けられるのか
 わかるようにする


です。




声かけは院の前に立ち止まり
中を覗いている方や


ブラックボードのチラシを
手に取った人に対して
声をかける手法です。


ある飲食の店長が店前の
メニューを見ている人に

「今、席空いてますよ
 当店の料理を初めて食べる人は
 びっくりされますよ。
 
 中で食べてみませんか」

と声をかけたところ、
普段なら迷ってそのまま
通り過ぎる人が50%は
店内に入ってきたそうです。


治療院でも同じです。


興味を持っていそうな人に
声をかけるだけで
やはり新規は増えます。



以前クライアント治療院さんの
受付さんにやってもらったところ
院前からそのまま施術を受ける人は
順調に増えていきました。



不思議なことにその時は
施術を受けなかったにしろ、
あとから電話予約する人も
目に見えて増えてきたということ。



感じよく声をかけることで
印象に残り、のちのち電話にも
繋がっているようです。



また、空中店舗(2F以上の立地)は
一階のブラックボードに工夫します。



それは、施術ベッドが空いているなら

「今なら空いています」

とか

「15時まで対応可能」

など空き状況を書いておくことです。


まめに書き換えが必要ですが
効果はあります。



空きがないのなら「本日空き枠なし」
でも効果があります。


「そんなに混んでいるんだ!
 人気ある院なんだなー」


と印象に残ります。


患者さんはズケズケと
院に入ってきて


「今、空いてますかーー」


と言える人は少ないです。


空いているのか、空いていないのか
教えてあげることで
中に入りやすかったり
電話しやすかったりします。


是非、空中店舗の治療院さんは
やってみてください。


声かけも他の治療院がやらないので
効果はあります。


たまに無視されたりすると
すこし辛いですが、それも修業。


患者さんは自分で
捕まえてくるものです。

ときには抵抗があることもあります。



是非、自分から能動的に
どうしたら患者さんを
捕まえられるかという
攻めの気持ちで見直してみてください。



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