与那国島3
美しいクブラフリシには、悲しい久部良バリがあります。
久部良バリは海岸の岩場にある全長15〜20メートル、幅3〜5メートル、深さ7〜8メートルの断層の割れ目で、昔、人頭税に苦しんでいた頃、妊婦さんにこのバリを飛ばせて人口制限をしていたそうです。
なんて恐ろしい話!
そんな恐ろしい事をしなければならない程に人々を追い詰めた苛酷な人頭税ってなんだったんだろう。
日本最後の夕日が見える丘に行きました。
バリの先には地蔵菩薩様がありました。
2003年に与那国町、石垣市、竹富町にそれぞれに建てたそうです。
夕日が綺麗なスポットですが、西崎より東にあり、日本最後の夕日が見えるのは西崎(トゥイシ?)なので、あまり人が訪れないとの事ですが、
西崎をこの角度から眺められる素敵な場所だと思います。
海水浴が出来るダンヌ浜。
にあるダンヌ浜公衆便所が、丸い穴から夕日が見えるフォトスポットと伺いやって来ました。
黒猫たんもお出迎えしてくれます。
与那国島は公衆トイレがとても多い気がします。
お手洗いが沢山あるって優しい島ですよね。
昔、久米島から琉球王国に行く途中の貢納船が、嵐で漂流して、無人島だった与那国島に着きました。
貢納船には男性複数人と女性1人と犬が乗っていたのですが、ティンダバナで犬は男性を1人1人噛み殺してしまいました。
小浜島の漁をしていた男性が漂流してティンダバナに来ました。
女性は男性に、犬がいるから逃げる様に言いますが、男性は女性の美貌に惹かれて、犬を殺してイタに埋めてしまいます。
そして2人は夫婦になって五男二女に恵まれます。
その子孫が与那国の人達なんですって。
男性は妻子の居る小浜島に戻ってしまって、でもまた与那国島に戻って来て、前に犬を殺してイタに埋めちゃったって言ったら、女性は犬の亡骸を抱いて命を絶ったそうです。
ベンチがありました。祖納の集落とナンタ浜と朝陽。
ナンタ浜の美しさに癒されます。
迷って迷って、探して探して、やっと見つけた、
与那国小学校発祥之地。
あっと云う間に出航の時間。
ナンタ浜の美しさに癒されます。
実在したとされている与那国島の女性首長サンアイ・イソバ。
イソバは身体が大きく、身長は2メートル、或いは8尺との説もあるそうです。
剛力で、誰にでも公平で、働き者で、与那国の人々を愛し、与那国の人々に慕われていた英雄です。
サンアイ村を開拓したり(しかしサンアイ村と云う場所はないそうです)、宮古島と貿易したり、仲屋金盛率いる宮古の軍を撃退したりしたんだって。
陽射しでナンタ浜の色が変わってゆくのを眺めながらの朝のお散歩、気持ちよかったです。
工藤が歩いた遊歩道とは別の道から、頂上の牧場に行かれたらしいのですが、全く気付かずに満足して下ってしまいました。
頂上行きたかったなぁ(^_^;)
日本最西端のパン屋さんパネスさん。
朝食用にパネスさんでカレーパンを購入。
普通のカレーパンと辛いカレーパンがあったので、迷ってから普通のカレーパンにしましたが、丁度いい辛さでした。
馬も朝ごはんをもぐもぐ。
与那国小学校発祥之地。
竹富島の仲筋ぬヌベーマの壺くらい見つからなかったのですが、竹富島の仲筋ぬヌベーマの壺同様に民家のお庭にありました。
これ、全部ハイビスカス。
ハイビスカスにもいろんな種類があるんですね!
手前のカーネーションみたいなお花もハイビスカスですよ。
石垣港に戻ります。
こんなブルー見たことありません。
与那国島は八重山にあっても、特色が強く、他の八重山の離島と随分違ったなぁと云う印象でした。
遠くに、台湾に帰るフェリーが居ました。
手前の黄色いお船じゃなくて、奥の白いフェリーね。
さようなら西崎。さようならトゥイシ。さようなら与那国島。
でーじ充実、楽しかった!!!
次は西表島に移動します╰(*´︶`*)╯
魔除けになるんですって。
玄関に飾ろー(╹◡╹)