ソ連はなぜ崩壊したか。 | 気になる映画とドラマノート

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社会主義国ソ連がなぜ、崩壊したかといえば、

1.経済力においてアメリカに敗北後も、軍事力でアメリカと同規模の軍事力を維持しようとしたために、国民への課税が過重になって行き、国民の寿命低下を招いた。
※医療福祉の崩壊。栄養摂取の劣化。労働時間の過重。アル中の蔓延

2.湾岸戦争で、アメリカの兵器に対して、イラクにソ連が売ったソ連製の兵器がまったく歯がたたず、万一、ソ連とアメリカが戦っても、ソ連のたちうちできる見通しが立たなくなった。

3.ソ連共産党は、ソ連軍将校を何度も、容赦なく死刑にして、人事刷新してきたので、軍が政治に逆らわない風土が確立されていた。

4.中国と日米が国交回復したことによって、ソ連が孤立化し、アメリカは、中国支援の資金を日本に出させる事によって、対ソ連の経済競争、軍事競争両面で圧倒的優位に立った。

つまり、もし、日本が日米安保条約体制をとらずに、アメリカに協力もせず、独自にソ連と協調したり、あるいは自主防衛していれば、ソ連はアメリカに冷戦下、大きな差をつけられることなく、ソ連は続いたことになる。
 その時、東欧諸国はいまだに、独立できていないことになる。

 現在、世界の国防支出の絶対額は、アメリカが1位。中国は2位。

 GSPに占める割合は、アメリカが3.5%、中国は2.1%だ。

 軍事国家というのは、一面で、まぎれもなく、国民に大きな負担を強いている事はいうまでもない。

 朝鮮民族は、みずからの仲間われのゆえに、国民皆兵制をとって、自由な暮らしを阻害している。

 安保法制論議で、日本のマスコミは、つごうの悪い事は報道しないが、日本は現在約5兆円の国防費を使用しているが、アメリカが去れば、日本の自前の備えを持つとすると、最低でも、21兆円は必要になると試算されている。

 世界第8位のGDP値の、ロシアは、世界3位の国防費をかけている。これは、自国一国で、国防を備えようとしているからだが、ロシアには、カラシニコフという機関銃か、安い原油、天然ガスくらいしか売るものがない。これで、ロシアの人びとは酷税に苦しんでいる。


 中国も、バブル崩壊が起きれば、いよいよ、一般庶民の暮らしは、過大な軍事費にたえかねなくなるわけだが、日本のメディア、平和主義者は、各国とちがって、備えは必要はない、というのだから、各国の指導者のように、国民に酷税を課して、備える必要は、日本だけはないらしい。

まったく、日本とは、なんとのんきな国なのだろう。