小4女子のお母さんから相談。
聞けば最近子供のやる気がない、反抗的態度も取るようになってきた、やらせ過ぎているのが原因ではないかとのこと。
その子がウチの塾に来たのは先月。だからやる気がどうとかまだよく分からないのですが、宿題量はご家庭と話し合って調整しているので、「やらせ過ぎ」ということは…と探り探りお話しすると、お母さんは「やらせているのは私なんです」と言ってバッグから教材の束を取り出し、ドサッと机に積み上げました。
それらは市販されている教材で、国語・算数・理科・社会の4科目、すべて教科書準拠のものでした。「問題集は何回も繰り返すといいと聞いたので」とお母さん。横には何月何日、理科、2周目、〇などと手書きの計画表のようなメモもあります。
「確かに中学生は、定期考査のときワークを3周繰り返すといいというのは定番ではありますが…小学4年生からそれをやってるんですか!」
驚いて尋ねると、小2、小3のときは1周、2周だった。でも学習内容が増えてきた小4になってから3周にした。それが良かったのか、学校のテストはほとんど100点だ。なぜならほぼ答えを暗記しているぐらいだから。もしこれをやってなかったら…テストの結果はボロボロだったと思う。
だから引き続き継続してやらせようと思うが、娘が嫌がるようになってきて…。反抗もしてくるようになってどうしたらいいか…というのが悩みの種でした。
(↓写真は小6男子:速読聴でリラックス)
面談では私はほとんど聞き役に徹しました。
洗いざらいお話しいただいた後にいくつか自分の意見を述べさせていただきました。
・もしその教材を3周しなかったら結果がボロボロだとおっしゃいましたが、本当にそうかどうか一度試してみてはいかがでしょう。中学生だとテスト結果は内申点に直結するのでそんな実験はコワくてできませんが(笑)、小学生ならそういうことはありません。
・失礼ながら、国語で答えを暗記しているというのはあまりよくありません。次のテストは1月ですか?それまで1か月、何もやらせないでお子さんに考える力があるかどうか一度実験してみましょうよ。もし放置したことによって基本に抜けが出てしまったら、2月にがっちり教えて穴埋めしますから。
・個人的には、この時期に教科書準拠のやつをやらせるのはどうかなと思っています。理科社会なんかはいいとは思いますが、国語や算数は違う文章を読ませたり、計算以外の問題をやらせたりなど、暗記じゃなくて頭を使うものをやらせたいです。ウチの塾でやらせている「算数ラボ」はどうですか?頭のいい子はああいうものを好んでやる傾向にありますが。
・あと…、もしかしたら勉強で缶ヅメになって本人にゆとりがないのでは。
・以前、中3ですが、お母さんが息子を徹底的に管理したケースがありました。私の授業もたびたび休んで。今日は家でこれをやらせるからと言って。その男子が自習に来た時もよくケータイが鳴ります。男子が開く。またか…今日は何?と私も覗くと、ラインに「すぐに既読!」の文字。その数分前にお母さんからの勉強の指示があって、それを男子は見ていなかったのですね。いや~…「すぐに既読!」とは…。私はある種の恐怖を感じましたよ。
・こんなに監視されてよく耐えられるねと言ったら、男子は「小学生の頃は反抗したこともあったけどもう慣れました」と笑っていました。きっと牙を剥いてもお母さんにことごとくへし折られてきたのでしょうね(笑)
・まれにこのように、あれダメ、これダメ、これをしろと子供をがんじがらめにするご家庭があります。私の教育観とは異なりますが、その子がそれで成功するのか失敗するのか、どう出るかは将来になってみないと分かりません。ところでお子さんの一日の勉強時間はどのぐらいですか?お母さんはどのぐらい関わっていらっしゃるのですか?
・「毎朝6時に起きて、一緒に勉強するのは朝の40分間だけです」とお母さん。帰宅後はチャレンジの映像授業を見せるけど、ほとんど集中していない。学校の宿題をちょっとやっておしまいだという。あら~…私の想像と全然違いました。てっきり帰宅後から寝るまでずっと監視の下で勉強かと…。
・ほかに勉強嫌いになった理由は、夏まで通っていた別のスクールの影響かもしれないとの話も出ました。そこのテキストがどうで、宿題がこうで…とお話しくださいましたが、その影響かどうかは私にはよく分かりません。
・でも毎日、朝6時に起きてたったの40分ならそんなに負担ではないでしょう。それに早起きはとても良い習慣です。勉強は毎日コツコツが一番ですから。私もいろんな生徒を見てきましたが、最終的に毎日コツコツの習慣がある人が一番強いと思います。あ~あ…ウチもそういうしつけを幼少期の頃にやっておけばな…
・小学生のうちにその習慣が身に着けば将来大変な武器になると思います。娘さんも今はイヤでも、大きくなったら、そのようにしつけてくれてありがとうとお母さんにきっと感謝すると思います。結論としては、今のまま継続されていいと思います。
お母さんは私の話を聞いて、いいんですか?とパッと顔が明るくなりました。
(いいも何も…、素晴らしい取り組みじゃないですか)
お母さんを入り口まで見送りながら、その子供への関わり方に感心しつつ、自分はさて…どうなのかな…と今までを振り返って反省させられる面談でした。教育相談、学年問わずいつでも受けつけております!ご希望の方は教室までご連絡ください。
***************
冬期講習、今年は小学生のお問い合わせが多いようです。新しい生徒さんに会えるのを講師一同、楽しみにしております。
冬期講習募集は今週末まで受け付けております![]()
・名取教室はこちら
・五橋教室はこちら
無料体験できる学年、コースもあります。
ご連絡お待ちしています![]()




