ああ、ヤダヤダ…自分のドス黒さに辟易する…

 

生徒の答えに「フンッ、違うね!」と吐き捨てたり、「お前らはな!」だの「アホ!」だの超上から目線でののしったり…もうちょっと優しく教えたらどうなんだ!

 

でも、自分の言ったことが彼らの脳裏に焼き付いてさえくれればそれでいいんだ。嫌われたって疎まれたって笑われたって構わない。彼らのテストの得点が上がるなら、鬼にでもピエロにでもなろう。

 

しかし生徒全員が帰宅してホワイトボードを消すときの情けなさったらなかった。

 

生徒を笑わせるためとはいえ、ピラミッドの頂点に自ら「くどう」の文字を書き入れるなんてかなりのクレージーさである。でも彼らが分かってくれればいいのだ。点が上がって偏差値が上がってくれるのなら…(泣)

 

 

授業でもブログでも毒を吐きすぎて自己嫌悪になっていたら、昨日あるお母さんから、

「昨日の塾長のブログ(ハイパー白熱授業①)、おもしろくて、参観したくなりました。今後もブログ楽しみにしています。」とお褒め?の言葉をいただきました。

 

え~っ?アレを面白いと言っていただけるの~?もう②はお蔵入りさせようかと思ってたのに…

 

では!ハイパー白熱授業の後半戦、怒涛の勢いで突き進みます。

 

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問題を作った人が何を考えてそこを出したのか。オレらに何を期待しているのか。このように相手の視点に立つことができれば一気に視界が開ける。さらに副産物として、試験中は落ち着きも生まれる。だからケアレスミスなども起きなくなる。まさにいいことづくめ。この視点が見につけば、得点は飛躍的にアップすることになる。

 

ちなみにオレクラスになるとココ……このピラミッドの頂点ね。ここに君臨するようになると作問者のことを考えすぎるあまり、その人の生活全般や趣味、嗜好、性癖なんかまですべて手に取るように分かるようになる(生徒爆笑)

 

(男子生徒がいやらしそうな笑いを浮かべている…。

バカが…。お前らはおそらく性癖って聞いて変な想像してんだろう。性癖の言葉の意味はシモじゃないぞ。帰ったら辞書で引いてみろ。爪を噛むとか貧乏ゆすりをするとかそういう意味で使うんだまったく…。下ネタが嫌いなオレがそんなの書くか!)

 

例えばさっきの相似図形の問題。あれを作った人は相当イカれている。あんな補助線、閃くはずがない。よくも臆面もなく模範解答に書いたもんだ。

 

さっきのあれはオレの発想が自然だ。

すなわち別のキーとなる辺をほかの文字で置いて、連立方程式を解くというやり方だ。これなら仮に補助線が閃かなくても何とかなることがある。

 

にしても、連立2元3次方程式だからね…。こんなの中学生には解けないな。仮に式が立てられても解けないだろう。解く前に心が折れてるよ。なんでこんなものを作ったんだろう。作問者はオレらに何をしてほしかったんだ?

 

この問題を作った人は…男だな。間違いない。

 

彼は50代で独身。髪はボサボサで、着る物にも無頓着(生徒笑)。晩ご飯はカップラーメンで済ませることが多く、部屋には食べた後の容器が散乱している。趣味はインターネット。帰宅したらすぐにパソコンをつけてヤフーニュースを一読。その中で腹が立った記事にいちゃもんをつけて人々のいいねをもらうことに腐心している人間だろうな(生徒笑)。そして夜、数学の作問に取り掛かる。よぉし、こんなのできたぞ!これは気づかないだろう!誰にも解けまい。ウワ~ハッハッハ!と自分の作品に酔いしれるナルシスト…ってところだろうな。

 

サキ「それ先生じゃん!」

リサ「そうだよ!見下してるところとかそっくり!」

(クラス爆笑)

 

「バカか(笑)!なんでオレなんだよ!オレはこいつのようにネットに投稿なんてしねえよ!」

 

男子「まあ、その人もしてるとは限りませんがね」

(クラス大爆笑)

 

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英語の長文読解。模試で△ばかり食らう「日本語で答えよ」問題にて。

 

お前はさっきここなんて言ったっけ?

 

男子A「伊能忠敬の地図です」

 

隣!お前は?

 

男子B「伊能忠敬によって書かれた地図」

 

ほら始まった!フィーリング解答!

 

問題をよく見ろ。ひとしずくも漏らさず正確に訳せっていつも言ってるよな!なんでそうやって自分本位なんだよまったく。

 

本文はthe map which Ino Tadataka wroteだよ?

 

Ino Tadataka's mapでも、

the map which was written by Inoでもないのにお前らにはこれらが一緒に見えんのか?

 

ちなみにオレが採点者ならマルにする。なぜならオレの心は大海だからね(生徒笑)。御仏のように心が広く物事に寛容だ。伊能の地図でも伊能に書かれた地図でも、伊能が書いた地図でもどれも一緒よ。意味を捉えているからマル。

 

でもこれはオレが採点者ならな!この心の広い広いオレならってこと。でもこんな人間世の中にいるかッ!(生徒爆笑)

 

ほとんどの採点者は×にする。正解以外は問答無用で×さ。それはもう無慈悲にね。

 

さあピラミッドをたどってみよう。やっぱりお前らはこのレベル。なんとな~く分かるでとどまってんだ。だから偏差値が伸びない。おそらくこのカテゴリーにいる限り、お前らはこの後どんだけ勉強したって伸びないね。

 

視点を変えないと。感情を排するんだ。テストで点を取りたいなら一字一句正確に拾うの。いわば機械だね。そう、点を取りたかったらマシーンになるのだッ!(気持ちいい~!)

 

 

一応、次のレベルの話をしよう。さらにステップアップすると、どうして作問者はここを出したかを考えるようになる。

 

the map which Ino Tadataka wrote

 

これは言うまでもなく、関係代名詞の目的格だろ。作問者はこの文法が分かっているかどうかをお前らに試したんだ。

 

なのにお前は関係代名詞の主格で訳した。作問者の意向に沿ってない。だから×になる。

the map which was written by Ino

 

よく生徒が「先生これでもマルですか?」ってオレに持ってくるけどさ。今言った理由でダメだよね…。

 

その子は意味は同じでしょ?と言って食い下がるんだけどさ、そもそもそういう問題じゃないから。意味が同じかどうかは問題じゃない。作問者の意向に沿ったか沿ってないかが問題なの。これ言ってもなかなか理解してもらえないんだけどね。どう?だんだんオレの言いたいこと分かってきた?

 

では最後に神の領域。オレクラスになると作問者の意図だけじゃなくて生活全般、趣味嗜好まで分かると言ったな。

 

こういうものにペシペシ△をつけまくった作問者は…

 

おそらく30代女性、独身。会社の就業時間内で問題を作り、家には決して持ち帰らない。帰宅時は電車。つり革には捕まらない。ぐらつく?そういうことではなくて(笑)彼女は極度の潔癖症なんだ。家に帰るとすぐにエプロンをつけて晩ご飯の支度をする。冷蔵庫にはあらゆる食材が取り揃えてある。ビタミン、カルシウム、鉄分…実に栄養バランスの取れた食事を作る。ほかに家族はいなくて自分だけのために用意するんだけど彼女はそういうことを厭わない。夜は早めに就寝。野蛮な深夜番組なんて決して見ない。朝は早起きして子犬を連れて外を散歩。出社は常に15分前…

 

リサ「キモ~い!せんせい超キモイんだけど」

サキ「そうだよ!先生キモ~イ!」

(クラス大爆笑)

 

「うるせえな!キモイキモイばかり言いやがって!気持ちいいっつ~の!」

 

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ふぅ~…

ここまでやれば作問者の意向を読み取ることの大切さ…分かってくれたよな…